アップルの新ストリーミングサービスには、ネットフリックスの存在は不可欠か?答えはNo

参照リンク:https://bit.ly/2ClDm03

アップルが準備中の動画ストリーミングサービスに、ネットフリックスが参加しない旨を発表しました。

ネットフリックス、アップルの新サービスに参加せず-CEOが確認

僕の見方では、これは予想通りです。なぜか?というとアップルもネットフリックスもコンテンツビジネスに関しては、「作る側」ではなくて「売る側」だからなのですね。

その点は、以前、ネットフリックスからディズニーが完全撤退に向けて動いている点でも触れています。まだの方は、こちらです。

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ディズニーは、「作る側」の会社です。しかし、コンテンツのライフサイクルが短くなってきている現代では、セブンイレブンなどをよい例に、メーカー側よりリテール側の方が強くなっているという話をしました。この傾向から踏まえると、「売る側」から事業をスタートして、セブンのプライベートブランドと同じように独自コンテンツの制作に力を入れているネットフリックスとしては、同じリテーラーのiTunesと組むというのは、基本、考え方としてありえないのですね。セブンがローソンと組むというレベルの話です。ネットフリックスが、コンテンツ供給だけ行って、ユーザーの興味関心を知る手がかりを得ることができる直接のコンタクトポイント、つまり、動画ストリーミングを他者に任せるというミスはまず犯さないと思います。1億のユーザーの視聴履歴を元に、次の流行るコンテンツを知る手がかりを得ることができるからです。ネットフリックスがそこをアップルに明け渡すことはまず考えられません。特に、ネットフリックスは、Appleやディズニーと違い、創業者兼CEOがまだ全然健在ですから。

ですから、ネットフリックスの独自コンテンツの作り方にも特徴があって、コンテンツホルダーを買収するのではなく、コンテンツ制作会社との業務提携を中心に制作活動を展開するわけですね。その点は、彼らの日本のアニメ制作会社との業務提携の話と繋がっています。

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ネットフリックスが、なぜディズニーが、スターウォーズをもつルーカスフィルムや、アイアンマンをもつマーヴェルを買収するように、有力コンテンツをもつ制作会社を買収しないか?というと、答えは、「コンテンツのライフサイクルが短くなっていることをきちんと理解しているから」なんですね。セブンも、パンやおにぎりの商品開発で、商品を実際に企画・開発する会社を買収したりしません。業務提携です。それは、コンビニ並んでいる商品のライフサイクルが短いからです。内部に抱えてしまうと逆に事業リスクが上がると判断しているのですね。コンテンツもそこは同じです。特に、コンテンツの方が当たり外れのギャンブル性がコンビニの商品よりも高いので、ネットフリックスとしてはなおのこと、ディズニーのような過去の著名コンテンツをもつ制作会社を買収するという考えは取らないと思います。

ユーザー目線で振り返ってもらってもわかると思いますが、「アバター」のようなメガヒット作品でも、何十回も見たりはしないですよね。個人にとっての1つのコンテンツの賞味期限は短いのです。リテーラーであるネットフリックスはそのことをよく理解していると見ています。さらに、すでに1億を超える有料会員を持っていますから、Appleが彼らが対立意識を持たせるような行為もほぼしないだろうという見込みがあると思います。

そして、Appleにおいては、その点から、ディズニーが理想の組手なのですね。それは、コンテンツの「作り手」だからです。そして、ネットフリックスをよく思っていない。そして、故スティーブ・ジョブズ氏は、ピクサーがディズニーに買収された経緯から、ディズニーの社外取締役をしていた時期があるため、アップルとディズニーは関係が近い。

なので、僕は、Appleとディズニーは、このAppleの動画ストリーミングサービスで手を組むと読んでいます。しかも、ディズニーが実現したがっているディズニープラス構想をそのAppleの動画ストリーミングサービスで実現すると見ています。

この組み方の方が、お互いに確実な補完関係になるので、パートナーシップにおけるハレーションが少ないからです。

僕もApple TVを普段からよく使っているので、Appleの新ストリーミングサービスはとても興味があります。Apple TVは、超コスパの高いIT製品なので、絶対にオススメです。今後の展開に期待です。

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