Steemitホワイトペーパー翻訳No.3 – コミュニティ貢献の方法

コミュニティに貢献する方法

このセクションでは、Steemのアイデアと、Steem Communityに対して、意味のある、そして、計測可能な貢献をしてくれた人々に対してのリワードに関するアイデアについて紹介する。

資本による貢献

これに関して、Steemのコミュニティは、2つの方法を提供する。債権とオーナーシップである。オーナーシップを購入する人は、コミュニティが成長すれば利益をえ、コミュニティがシュリンクすると損失を被る。一方、債権を購入する人は、一定の金利を得ることはできるが、コミュニティの成長なしに、利益を得ることはない。この両者の手法は、いずれもコミュニティの成長とこのトークンの成長に貢献するだろう。加えて、オーナーシップには、2つの手法がある。リキッドとべスティングである。べスティングは、一定期間は売ることができないので、コミュニティに対してより長期的なコミットをすることになる。

Steem Networkは、3つの異なるアセットクラスを提供する。STEEM、Steem Power、そして、Steem Dollarsである。

STEEMとは?

STEEMは、Steem Blockchainの基本的なユニットであるトークンである。STEEM以外のトークンの価値は全て、STEEMの価値から算出される。STEEMは流動性を持ったトークンであるがゆえ、仮想通貨取引所で売買が可能であるし、他のユーザーに対して支払い機能として使うことができる。

Steem Power(SP)とは?

Start-up企業は、より長期的な資本投資を必要とする。だから、スタートアップに投資する人には、数年以上は株式を売らず保有し続けてもらう必要がある。であるから、追加の資金調達を行い、新しい投資家に新たな株式シェアを渡すと、既存の投資家の株式のシェアは希薄化する。長期的なコミットメントが可能な資本は、コミュニティにとっては貴重である。なぜなら、それによって長期のプランを立てることができるからである。長期のコミットメントをした投資家(べスティングを選択した投資家)は、短期的な利益よりも長期の成長に投票権を行使するだろう。

仮想通貨の市場では、スペキュレーター(投機家)は、短期的な利潤しか求めず、仮想通貨から仮想通貨へと渡り歩く。であるから、STEEMは、長期的なコミットメントをしてくれる投資家がコミュニティに参加することを求める。

STEEMに投資するユーザーは、13週間のべスティングスケジュールを適用され、また、プラットフォームにおける追加のベネフィットも提供される。そして、そのSTEEMの13週間のべスティングモデルを適用されたトークンをSteem Power(SP)と呼ぶ。SPは、自動的かつ循環性を伴うコンバージョンリクエストがない限りは、他人に売ることはできないし、分割することもできない。つまり、SPは、仮想通貨取引所では容易に取引することはできない。

SPに投資しているユーザーが、コンテンツにUp&Downの投票する際、そのSPの持分が、そのユーザーがもらえる報酬に影響を与える。SPをより多くもつほど、より多くの投票に対するリワードがもらえる。つまり、SPは、Steemプラットフォームに影響を与えることができるユーティリティトークンと呼べるのである。

同様に、SPの保有者は、べスティング済みのSPの残高に応じて、金利を受け取ることができる。15%の年利がSP保有者に金利として支払われる。つまり、SPに投資した全ユーザーのべスティング済みの状態のSPの総量が母数となり、自分のもつSPの量に応じて金利が配布されるのである。STEEMからSPに交換することを、我々は”Powering Up”といい、SPからSTEEMに交換することを”Powering Down”と呼ぶ。また、Powering DownとなったSPは、それを実行した日から13週間の週次ベースでのSTEEMによる支払うを受け取る契約になる。

Steem Dollar(SBD)とは?

安定性は、経済にとって非常に重要な要素である。安定性なしには、個人は、日常的な生活や貯蓄に対してばかり気を取られてしまう。であるから、Steem Networkに参加するユーザーに、その安定性を提供するため、Steem Dollarsを提供するのである。

Steem Dollarは、Startup資金調達におけるコンバーチブルノートの概念と同じメカニズムで作られる。コンバーチブルノートは、短期的な債権であり、一般的に次の資金調達時に、一定の転換率で株式に転換されることを条件に発行される。この概念をトークンエコノミーに当てはめると、コンバーチブルノートの状態は、そのトークンエコノミーにとっては債権であり、株式に転換された状態は、実際のオーナーシップをもつに至った状態と言える。コンバーチブルノートの条件は、その保有者に、そのトークンのフェアマーケットプライス(仮想通貨取引所における価格など)に応じて転換される。であるから、トークンに転換可能なドルベースのコンバーチブルノートの作ることは、トークンホルダーへのリターンを最大化する一方で、トークンエコノミーのネットワーク効果を高めることができる。

Steem Dollarは、シンボルティッカーは、SBDであり、Steem Blockchain Dollarsに由来する。SBDには、信頼のおける価格設定メカニズムが必要である。その価格設定メカニズムは、3つのファクターを含む。不必要なトークン供給を最小化すること、また、その不必要なトークン供給を行うコストを最大化すること、そして、そのタイミングの重要性を要求しないことである。

No.4につづく。

Steemitホワイトペーパー翻訳No.4 – 不正の価格フィードを最小化する

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