インスタグラムのEC機能で自分の中古を売れるようになったらコンマリ並みの”トキメキ”が生まれると思う

インスタグラムが、いよいよEコマース機能を提供開始しました。サービス名は「チェックアウト」。今までは、ナイキやGAPなどの広告をクリックすると、各社のサイトに飛んで、そこで購入するモデルだったのが、「チェックアウト」が実装されると、ユーザーは、インスタグラムのアプリ内で購入が完了できるようになります。下が、TechCrunchのライターが体験してみた実際のイメージ動画です。

インスタグラムは、すでにフェイスブックに買収されているわけですが、これは、このブログでも取り上げたマーク・ザッカーバーグ氏の「経営方針の転換」と密接に関わる大変重要なサービスになると考えています。

フェイスブックの相次ぐ幹部退任から読み取れる、ザッカーバーグ氏が考える新たな方向性の「重さ」

そう、フェイスブックグループは、もはや、広告モデルからの脱却を実現しない限り、生き残れないような状況に追い込まれているのですね。ただ、これを実行するとなると巨大な組織改革もしなければならないので、向こう5年は、フェイスブックグループはまさに修羅場になるとみています。

しかし、インスタグラムのチェックアウト機能が、広告に匹敵するほどのリベニューインパクトを生み出せた場合、これはフェイスブックにとっても重要ですが、業界インパクトはかなり大きいと見ています。なぜなら、以前から、インターネット業界では、「ソーシャルコマース」といって、ソーシャルネットワーキングの体験を通じて、ユーザーが購買活動を起こすということが、新たなオンライン・ショッピング体験として注目されつつも、まだ強力なサービスが出てきてないのですね。

中国の方とかですと、WeChatのアカウントに商材写真を投稿して、並行輸入などをやるユーザーがとても多いのですが、ソーシャルコマースというよりかは、WeChatをユーザーとのコンタクトポイントして使っているので、モデルは、楽天やAmazonに店舗を構えるのとあまり変わりません。

しかし、Instagramは、ビジュアルにこだわったコンテンツが豊富なことから、より口コミ効果を生み出すようなソーシャルコマース体験を生み出せる可能性があるなと見ており、その点からとても期待しています。

特に、これからの時代は「ライフスタイル」を売るという考え方が重要になると見ています。このブログのコンセプトも「エシカルライフスタイル」を流行らせることなのですが、例えば、コンマリさんがアメリカでブームを起こした「Does this spark joy?」も同じなのですね。コンマリさんは、僕はすごいと思っていて、その点はこちらにまとめています。

メルカリがアメリカ市場で勝つ方法は、コンマリと組む以外にはないと考えている

トキメキを感じないなら、それは別の誰かに売ってしまった方が良い。ただ、その売り方というのも、やはりストーリーがあった方がよくて、自分のライフスタイルに共感してくれる人同士が、コミュニティを形成して、その中で、ある種のシェアリングエコノミーのような形態で、モノが回っている状態。そんなものをイメージしています。現時点でのインスタグラムは、まだ公式ブランドのアカウントしかチェックアウト機能を使えない印象を受けますが、この機能は、ぜひ、DIYや個人間の中古転売にも解放すべきだと考えています。なぜなら、DIYや中古は、どうしても公式ブランドに比べると見劣りするイメージがありますが、インスグラムという洗練された写真と動画を載せることができる空間を通じて、そのようなモノにも”トキメキ”を与えることができるのではないか?と考えてるからです。笑

これによって、アパレルのサステイナブルエコノミーが生み出せると考えており、それ自体がインスタグラムのサステイナビリティを引き上げると考えています。インスタグラムにはそのような世界を作り出せる可能性があると見ており、今後にとても期待しています。

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