5Gになれば毎月の通信料負担が安くなるはず、というのは考えが浅い

さて、最近、5Gのキャリア各社への割り当てが決まり、いよいよ5Gの時代がまじかに迫ってきました。僕のブログでも以前から取り上げていますが、5G時代になれば、長らく格安SIMユーザーを悩ませてきた家の光回線が不要になります。詳しくはこちらをご覧ください。

5G時代になれば「家の光回線」はいらなくなる。なぜか?

しかし、5Gになれば、光回線が不要になるから、絶対に負担が少なくなるか?といえば、100%言い切れる話ではありません。なぜなら、NTTドコモが良い例ですが、親会社のNTTは、光回線事業をやっていますから、その分の収益を埋めないと投資家から怒られるわけです。普通で考えれば、光回線のユーザーを失う分だけ、5Gの利用回線料に上乗せしたいはずです。

これは当然、NTTドコモから回線を借りている格安SIM業者も同じ影響を受けるはずです。借りている側のNTTドコモが5G回線のレンタル料を、4Gなどに比べて、光回線のユーザー消失分を上乗せすることができるからですね。これは、同じく光回線のインフラを自前で一部も持っているKDDIなども同じですね。

なので、両手で喜べる状況ではないわけです。僕は、この中で、僕らが5Gを安く使えるかどうかのカギを握るのは「楽天モバイル」だと見ています。理由は2つあります。

楽天は光回線のインフラをそもそも持っていない

NTTやKDDIは自前で光回線のインフラを持っていますが、楽天はもっていません。現行の楽天の光回線サービスは、ソフトバンク同様にNTTから借りています。つまり、失うものが何もないわけです。だからが、NTTドコモやKDDIに対抗するべく強力な低価格戦略を実行することができます。

経済圏を作り出すのが最も上手

今回の5G割り当てを受けた4社の中で、一番小売業に長けているので、「囲い込み戦略」が上手なのですね。僕のブログでもまとめていますが、楽天ポイントを強力な武器として使ってくるわけです。その辺り、他のキャリアとの比較はこちらにまとめていますので、読むとより納得が行くと思います。

格安スマホ・格安SIMは、結局、光回線とのセット割が一番お得になるという話Vol.2

なので、5Gで楽天モバイルは初のキャリア参入となるわけですが、楽天ポイントを使った競合にはない差別化モデルを投入してくると見ており、僕もかなり期待しています。僕は今は「アメリカホーダイ」に価値を感じてソフトバンクユーザーですが、5Gのタイミングで、楽天モバイルの仕掛け方によっては、応援の意味も込めて、真剣に楽天モバイルを検討しようと思っています。多分、他社に比べて、とてもお特なサービスモデルを作ってくると見ています。

となると、今まで、日本のインターネットインフラを安く品質の高いものにするべく努力をしてきたソフトバンク、彼らも楽天同様、光回線のインフラを持っていないので、有利なはずです。しかし、今回、ソフトバンクが楽天モバイルより老舗ながら、NTTドコモやKDDIに比べて1枠少なかったのはなぜか?僕の答えはシンプルなのですが、孫さんが日本市場にもはや強い興味がないからだと見ています。宮内氏に任せているのでしょう。

なので、ソフトバンクは、楽天モバイルの価格攻勢を見ながら、レースから脱落しないようにぴったりと後ろをつける戦略をとると見ています。

5Gについては、今後またLifeForEarthで追いかけて行きたいと思います。

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