「感情ハッキング」と称してテロ事件の拡散を抑止させようとするのは日本の若者の平和ボケを加速させるだけ

これは、日本の平和ボケを加速させるだけの誤った判断なので、きちんと考えを述べておこうと思います。

内閣サイバー公式、「感情のハッキング」に注意呼びかけ 独特の喚起ツイート、その真意は?@JCastニューズ

これは、いかんですね。完全に間違った考え方です。

まず、この部分に対する「感情のハッキング」を受けないようにするというのは全くの正論です。

「また二次的には、それにかこつけて、偽情報で、国、宗教、思想、人種を分断し互いに攻撃し合うように仕向ける投稿が行われています」

これに振り回されないようにすることは、当たり前ですよね。しかし、何がテロ事件に関して、フェイクニュースであるかは、テロが起きている背景についての知識が身につけば、きちんと振り回されないように人は振る舞えるわけです。「ゆとり教育」などと言って、こういう知識をきちんと義務教育段階で与えないまま、きちんとこれらのことについて考えてもらう機会を与えないまま、社会人になってしまっては、振り回される、ないしは騙されるのは当然なのです。

しかし、一方で、「実際に発生したテロ事件のニュースをシェアするな」とは、要するに、「日本人は、世界で起きている深刻な問題など無視して、この島国で平和に暮らしましょう」と言っていることと同じですね。非常に無責任な話です。

僕は、テロ事件は、それが事実であれば、シェアされて当然であると思います。そして、それは、日本人はきちんと知らなければならない。そして、大事なことは、その原因について深く知ろうとしなければならない。僕は、「9.11」のテロ事件と、「秋葉原の通り魔事件」は、社会の文脈的には同質であるといいうことをこのブログで伝えています。詳しく知りたい人は、こちらの投稿を読んでください。

GAFA、トランプ政権、キプロス預金封鎖、日本の地域創生(東京一極集中)は、実は社会文脈的には全て同じ

今の日本人に求められているのは、このような知覚力なのですよ。政府が、それを奪うような行為をするというのは、明らかにジョージ・オーウェル「1984」の”ビックブラザー”のような行為です。

僕は、最近、初めて、イスラエル過激派によるテロ事件の元凶である「エルサレムの地」を訪れましたが、大学生の時にアメリカに留学したとき以来のカルチャーショックを受けました。

春のヨーロッパ旅行-2019.04.04 – 04.26 – No.24 – イスラエル・エルサレム2日目

日本は、本当「平和ボケ」した社会だなと痛感しました。3つの宗教が、あそこで衝突しているのですよ。異常な平和状態が常に、エルサレムにはあるのです。日本は、島国、単一民族国家に加えて、日米安保に守られてきているがゆえ、こう言った世界とは全く縁がない、このような平和ボケの感覚をますます増長させていく取り組みは、絶対に政府がやってはいけないことだと思います。このブログの見出し写真に、あえて9.11の写真を使ったのは、決してあの事件とその起きた背景について、日本人は忘れてはならないからです。

もっと、このテロの原因について、日本人は真剣に議論しなくてはならない。そのためには、僕が以前から言っているように、戦略的移民を行って、世界の全く文化も異なる人々が日本に入ってくることで、日本人の知覚力を引き上げていかなければならない。それが、日本人にとってもポスト資本主義がなんであるかの気付きを促すわけです。知覚力の重要性についてはこちらにまとめています。

真の「賢さ」の指標は、学歴でもキャリアでもなく「知覚力の高さ」と「高度な抽象思考の明確な視覚化力」①

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