マスター・オブ・スケール – Airbnb創業者兼CEO ブライアン・チェスキーのインタビュー#6

ホフマン:ブライアンにとっては、スターをレベルアップさせていく作業は本当に楽しいものなんだね。いいメンタルトレーニングにもなる感じ。じゃあ、一気に10つ星まで持って行こうか。

チェスキー:OK、10つ星の体験はどんな感じか? まずは、チェックインはビートルズ・スタイルかな。1964年、僕が飛行機を降りると、5,000人の高校生たちが、僕の名前を呼びながら、彼らの国に訪問したことを歓迎してくれるんだ。そして、家の玄関の庭園についたら、そこで僕の記者会見が開かれる。絶対に、心をつかむよね。

ならば、11つ星の体験とは? 僕が、空港に到着したら、君はイーロン・ムスクと一緒にいて、こういうんだ:「君は今から宇宙に行くんだよ」この場合、まあステップの9,10,11ぐらいはちょっと実現が難しいかもしれない。けど、君がめちゃくちゃトレーニングを頑張れば、彼らは、君が宇宙に行く扉を開いてくれるだろう。それが11つ星体験のスウィート・スポットだね。要するに、後になって突然思い出されるような強烈な体験をデザインするということだよ。突然、ホストが僕の好みを知らなかったり、家にサーフボードがない状態は、おかしくなくって、当たり前のことだと思う?実際のところ、ロジスティク上は、おかしなことだけど、これがとてつもない体験を生み出すんだよ。

ホフマン:しかし、その11つ星の体験までどうやってたどり着くの?究極のプロダクトを作り出すには、全ての成功する起業家は、いくつかの点で、必ず、地に足のついた行動を取らないといけないよね。

チェスキー:僕は、スタートアップの作るプロダクトには、2つのステージがあると思うんだ。1つ目は、完璧な体験を作り出すこと。それができたら、それをスケールさせること。それだけさ。

HOFFMAN: But which part of the perfect experience do you scale? The most ambitious
entrepreneurs—let’s call them the Elons, after my friend Elon Musk—probably get there through
raw energy because they’re convinced they need to solve a problem, and the unscalable thing is
one step they have to push through on the way. The Elons say, “I’m going to Mars. But first I’ve
got to solve this problem right in front of me.

ホフマン:しかし、その「完璧な体験」のどの部分をスケールさせて行くんだい? もっとも野心的な起業家たち、彼らを、僕の友人であるイーロン・ムスクにちなんで、いわゆる”イーロンズ”と呼ぶとしよう。彼らは、11つ星の体験を作り出すことにはあまりエネルギーは使わず、むしろ、自分たちを目の前に解決する必要がある問題を解くことに集中するように説得するだろう。イーロンズは、こう自分に言い聞かせるだろう。”僕は火星に行く。しかし、まずはこの問題を解いてからだ”と。

第1にまずロケットを打ち上げる必要があり、次に、そのロケットのためのビジネスモデルが必要であり、たとえば、衛星を載せるとかね。よし、じゃあ、衛星の打ち上げを試みよう。そして、次に、では、どうやってその1番目のロケットを打ち上げ用か? もちろん拡張性の高いロケットを作る必要はあるけど、しかし、1号目のロケットを打ち上げない限りは話は始まらない。だから、話は結局そこに戻ってくるわけだ。

君がもし一緒にやっているチームメイトにブライアンのようなタイプのメンバーがいて:”この超とんでもない体験のアイデアが出てきたよ。まだマジック的な要素のところがあるんだけど、全然実行可能だ。だから、僕は、今からこれが実行可能になるような要素をデザインする必要がある”と。

だから、どうやってブライアンは、その実行可能な事柄を特定していくのか? つまり、彼は、1つのサービスを実現可能なマジックのレベルまで落としていって、それを作っていく。そして、ここに次に注意すべきことが隠されている。彼らは、完全にスケールするようなサービスを作らなかったんだよ。彼らは全てを手作りでやったことだ。

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