マスター・オブ・スケール – Airbnb創業者兼CEO ブライアン・チェスキーのインタビュー#7

チェスキー:僕らが言いたいのは、それが辛くなるまで自分の手でやるということ。だから、僕とジョーは、ホストの家の写真を辛くなるまで撮り続け、それから、写真担当の人を雇うようになり、今度は、彼らのマネジメントをスプレッドシートを使って辛くなるまでやった。それから僕らはインターンを雇ったんだ。

エリー・ティール:私がやっていたときのことを思い出すとあの作業は今のレベルまでくるなんて想像できませんでした。

ホフマン:エリー・ティール。彼女は、正にそのスプレッドシートを管理していたインターンでした。彼女はまだAirbnbnで働いています。

ティール:本当にマニュアルベースだったんですよ。私が、写真家の人にメールで連絡して、ホストとつなぐんです。そして、その写真家が私に写真を送ってきて、私は1つ1つチェックし、再撮影が必要な場合は、その写真についてフィードバックします。そして、私が自分で、ホストのページに写真をアップロードしていくんです。もちろん1枚1枚です。なので、全部のアップロードが終わるのに1時間かかることもありました。マルチタスクなんて、単なるゲームの名前だったんだなって思いました。
チェスキー:それから、僕らは、彼女の仕事が効率的になるよう自動化するシステムを作ったんだ。

ティール:そうだから、私たちは、どのように自動化すれば効率性が上がるか、きちんと分かっていたんです。ほんの些細なことでも変更が入ることで、その仕事の効率性に大きな影響がでます。ある日、ブライアンがその日の仕事終わりに私のところにきてこう言うんです。”何枚の写真が取れたの?”、そして、”まいったわ。はじめからカウントし直さないと分からないわ。”

チェスキー:結果的に、今はシステムがそれを全てやっている。今は、新しいホストがくると、自動的に写真家に連絡が行って日程調整されて、写真が撮影されていく。全てテクノロジーを使って管理している。写真が僕らのサイトにアップされた時点で、写真家には報酬が支払われる。全て自動化したんだ。

ホフマン:正に、この彼らが、どのように段階的に1つのソリューションにたどり着いて行ったのかに注目して欲しい。彼らは、ユーザーが何を求めているか推測しなかった。彼らは、ユーザーが求めたものに反応した。そのバラバラなニーズから要件を読み取ったんだ。これこそ、今回のポドキャストのテーマである、スケールさせるためにスケールしないことをやるとことの真意が隠されている。これは、決して、少ない予算でベンチャーを成功させるための秘訣ではない。自分たちが直接手を動かすことで、ユーザーが本当に何を求めているのかを君のチーム全体が、その要求の緊急性も含めて、きちんと理解するために必要なことなんだ。

私は、起業家たちによるこのようなハンドメイドのストーリーを何度も何度も聞いている。例えば、パトリック・コリゾンの話をしよう。これは、オンライン決済代行のスタートアップStripeの創業者でありCEOだ。Stripeは今や何千ものマーチャントを抱える決済代行会社に成長している。しかし、その創業初期は、彼らはとても根性のあるスタートアップで、パトリックは、彼のユーザーに密接な注意を向けたんだ。非常に密接なね。

つづく。

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