僕がなぜCOSMOS(コスモス)のATOM(アトム)トークンに投資するのか? #3

このブログの内容は、Youtube版(英語+日本語字幕付き)も公開しています。こちらを参考にしてください。ブログとYoutubeの両方を見ていただくことで、業界英語の勉強になるようにして作っています。将来的には、海外の関連ニュースメディアから、みなさんが直接情報を取れるようになればと思って、そうしました。この機会に英語を身に付けたい方はぜひ!

 

パブリックブロックチェーンで世界で初めて高いスケーラビリティを実現したテクノロジー

ビットコインで1秒間に処理できるトランザクションの件数は7件。イーサリウムで15件。P2Pテクノロジーを使って、大量のトランザクションを裁くテクノロジーを開発することはとても難易度が高いんですね。それをブレイクスルーしたのが、COSMOSを支えるTindermintのアルゴリズムです。これは論より証拠、かつわかりやすい比較として、僕がOrbで開発したOrb DLTを比較例にしてお話します。

まず、僕が経営していたOrbでは、初めは、Tindermintと同じパブリックブロックチェーンを使いPoSでプラットフォームを開発しました。しかしながら、日本の顧客があまりにも保守的すぎて(だからシリコンバレーに負けるのですが。。。)、パブリックブロックチェーンでは嫌だということで、会社として生き残るため、プライベートブロックチェーンにピボットして、世界最高速の分散台帳を開発しました。それが、Orb DLTです。


Orb DLTは、48のノード(=マイナーと考えてください)で、秒間3,000件から30,000件処理できるプライベートブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムを開発しました。大事なことは、このノード数が増えて言っても、秒間あたりの処理件数が右肩上がりに上がっていくことが重要なのです。この点を忘れないでください。

また、この運用にかかるコストも非常に安いのが強みです。当時、営業パートナーになっていただいていたオラクル社のOracle Cloudで性能テストを実施したのですが、月額コストは、48ノードで1万5,000円程度ですから、かなり安いです。RippleのXRPでは、もっとIBMのメインフレームサーバーのような高性能なサーバーを使って、秒間なんとか1,000件を超えている程度ですから、これは本当に優れたソフトウェアと言えます。

この点を踏まえた上で、COSMOS HUBを支えるTindermintのアルゴリズムの話をします。いかが、彼らの性能テストの結果です。COSMOSのホワイトペーパーからの抜粋です。

tendermint_throughput_blocksize

縦軸が、1秒間あたりに処理できるトランザクションの件数、そして、横が処理の全体件数です。縦軸の方が重要です。そして、色分けされている目的は、バリデーターの数です。ここが次に重要です。バリデーターとは、ビットコインにおけるマイナーと同じです。P2Pテクノロジーの難点は、バリデーターがいつでもどこでも自由に参加・離脱できる設計思想があるため、このバリーデーターの数が増えると同時に、縦軸の1秒間あたりに処理できるトランザクションの件数が下がっていくという問題が発生しているのです。

ですから、Tindermintの場合も、この問題は発生しています。見るとわかるように、Vals(バリデーターの数)が増えるほど、秒間あたりの処理件数が減っていってますね。しかし、それでもすごいのは、先ほどOrb DLTでは、48ノード(=バリデーターの数と理解してください)で、3,000件超であった一方で、Tindermintは、64ノードで4,000超レベルを維持していることです。性能テストしたハードウェアのスペックが分からないのが残念ですが、同じタイプのソフトウェアを作っていたものとして、これはスゴイことです。

また、このバリデーターを増やしていくやり方も、COSMOSはとても上手いのですね。これは、次のトークンエコノミーと関わっている話なので、そこで詳しく解説します。

つづく。

僕がなぜCOSMOS(コスモス)のATOM(アトム)トークンに投資するのか? #4

関連記事