マスター・オブ・スケール – フェイスブック創業者兼CEOマーク・ザッカーバーグのインタビュー#3

ザッカーバーグ:僕は、このサービスを基本的にそのクラスの人なら誰でも使えるように作ったんだ。このサービスは、ランダムアート作品を見せて、自分が思ったコンテクストを書き込めるようにしている、ここが重要なんだ。そして、君は、それぞれのアート作品に書かれたそのコメントをみることができる。だから、これは勉強ツールなんだよ。でもわかると思うけど、ある種のクラウドソーシングサービスなんだ。そして、その教授は、僕のエッセイに、過去最高の評価を与えてくれた。そして、無事、単位が取れた。

ホフマン:ちょっと想像してみて欲しい。もし、ザッカーバーグがこれほどのハッカーではなく、そしてより完璧主義者であったなら。彼がそんな感じだったら、このアートの授業の問題を解決するためのサービスには、もっと機能が追加されていただろう。その結果、開発に時間がかかってしまい、彼も含めたクラスメイトが必要なときにそのサービスを提供することができず、もっと重要なことは、彼らがそれをどう使ったか?ということに対する学びも得られなかっただろう。

しかし、僕らの多くは、それは、おそらくマークのハーバードのクラスメイトもそうだが、このような問題を解決していくときに苦労するんだ。なぜなら、だいたい学校の成績のいい奴らは、完璧主義者である傾向がある。それは、学生としては優秀だけど、起業家としては実にめんどくさい。スーザン・ダンザンジャーは、これがいかに大変なことか、優れたアナロジーを持っている。彼女は、Ziggeoという、高品質なオンラインビデオの録画と組み込みのプラットフォームを運営している。そして、彼女が考えている完璧主義者の問題とはこういうことだ。

スーザン・ダンザンジャー:スタートアップであなたがやりたいことというのは、そのドラフトペーパーをリリースすることで、それは、普通に先生に提出することを考えたら明らかにあなたも先生も当惑するようなもの。また、実際には、先生になどまず提出しないもの。自分たちからみて、ほぼ確実に当惑するようなものを私たちはリリースすることになる。だから、そういう意味で自己の捉え方を変えた方がいい

ホフマン:マークは、そのような、普通だったらちょっと当惑してしまうようなレベルのプロダクトを出すことに対して、全く躊躇しない。現に、彼はこのスタイルを心から楽しんでいる。そして、彼のプログラムの多くは、人々が、それを試さずにいられないような差し迫った理由がある、そこにプロダクトを投入する。先ほどのアートのクラスはまさにいい例だ。しかし、その彼らのプロダクトの多くは、社会的実験としても機能している。彼は、常に、人が何を興味に持つかにインスピレーションを得ている。何が彼らの興味を惹きつけるんだ?他の人はどうか?など。

ザッカーバーグ:僕が、ハーバード大学に入った当初、とにかく、みんな自分一人でも理解できないことを、どうやって一緒になって理解しようとするか?というところにものすごく興味があったんだ。だから、ハーバードでいろんなツールを作った。コースマッチもその1つ。学期の始まりに、どのクラスを君が取るべきか?を教えてくれるツール。機能は、コースカタログをダウンロードして、その中から君の興味のありそうなものをピックアップする。そして、その中に、誰が実際に同じ興味を持っているかや、誰が実際にそのクラスを取っているかをわかるようにする。このサービスは、全てテクストだから、とても魅力的なものではないけど、でも、みんな何時間もこのサービスを使ってくれてたよ。

みんな、自分のコミュニティの中の他のみんなが、何が起きているいるかってことを知りたくてうずうずしているんだ。それがコースマッチのようにどんなクラスを取っているかってこともそうだし、実際、これがもっとおもしろい可能性があることがわかったんだ。

つづく。

マスター・オブ・スケール – フェイスブック創業者兼CEOマーク・ザッカーバーグのインタビュー#4

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