「奉仕経済」が普及すれば、税金はゼロになる。なぜか?

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最近、年金問題に合わせて、なら税金をもっと増やせばいいなどの議論が起きていますね。日本は、特に所得税の税率に関しては世界でも最高水準です。累進課税で、所得が4,000万円以上の収入がある人の場合、中央政府に収める所得税が45%で、住んでいる地方自体に収める住民税が一律10%、合計55%。これは世界的にみてもかなり高い水準です。

しかし、深く考えればわかるのですが、「奉仕経済」が普及すれば、そもそも税金はゼロにできます。ということで、僕の考えをまとめておきます。

このタイトルの話は、そもそも「なぜ、僕らは政府を作ることになったのか?」を理解すれば、自ずとわかります。まず、「税金」というのは、政府を運営するために僕らが払っている手数料のようなものです。つまり、政府の役割が、今の役割よりももっと小さいものにできれば、単純に税金は下がります。当たり前のことです。

では、なぜ、僕らの世の中にこんなに大きな政府が必要になったのか?日本の政府は、100万人の公務員で構成されています。一言でいえば、日本で一番大きな組織です。NTTグループでも30万ぐらいです。これは、下記のブログを読めばわかります。

https://lifeforearth.com/?p=1902

読みましたか?読んでから、この文章を読み進めてください。

政府ができた背景を理解できたと思います。要するに、なんでも「損得感情」で仕事する奴や「他人を騙す」、「他人のものを奪う」、「他人の足を引っ張る」やつが世の中に多いと、僕らの日常の経済取引、それはスーパーで魚買ったり、コンビニで飲み物買ったり、なんでもいいのですが、そこで取引上のトラブルが続出します。

だから、その2者の中間に立って、その悪いことをするやつを取り締まる仕組みが必要になり、法律を作って運用するための政府、その法律にすら違反してくるやつを取り締まる警察力としての政府が必要になったのです。

今でも地方などに行くとそうですが、自治体の仕事と日常生活の仕事を兼務している副業型の公務員はたくさんいます。例えば、区長なんかは特にそうですね。区長手当として、月に数万もらえたりするのですが、それでは生活できないので、生活収入は別に仕事をして得ています。スイスなどでは、いまだに自衛手段としての民兵組織もあったりします。日本も昔は、武士は農家との兼業でした。つまり、公の仕事と民間の仕事に境がなかったということですね。

これは、税金ゼロの社会、政府を不要とする社会を作っていく上で多いなるヒントになります。なぜか?これは、ブロックチェーンのテクノロジーコンセプトの核心をついている部分でもあります。つまり、民間の中で、誰もがその政府的な役割をいつでも担える世界にしてしまえば、政府は要らんではないかと。その政府の役割をテクノロジーを使って、誰も悪さできないような仕組みにしてしまえば、そもそも政府に頼る必要がなくなるではないかと。僕が、ブロックチェーンを使った評価経済による「善意のシステム化」とよく呼んでいる話です。

ただ、僕が言っている奉仕経済とは、この考えをさらに進めた考えであり、つまり、公の仕事というのは、そもそも民間の仕事をうまく回すための秩序を作り出すためにあるのだから、そこで金を取らずに、ボランティアにできれば、そもそも税金など不要ということです。それで、自分たちの社会が平和で上手く回るのであれば、それが一番幸せではないかと。

ですから、個人個人が、そもそもその中間者を介在させずに、真面目に円滑に日常の経済取引ができるようになれば、税金ゼロで生活できるようになるのは、しごく当たり前なのです。

では、どうやって、「真面目に円滑に経済取引をすればよいというのか?」それが僕がこのブログでなんども伝えている、奉仕の精神です。常に、自分が与えてもらう以上に与える、というその心がけです。それは、言い換えるならば、このブログになんども登場している「マズローの欲求段階説」における最高段階の第6欲求段階である「自己超越欲求」です。


以下、そのブログからの抜粋です。

 

6.自己超越欲求この欲求段階は、実は、マズローが5段階説を考え出した時点ではまだ存在しておらず、彼がこの説の研究を続けている中で、晩年に発表された最終欲求段階です。

どのような欲求かと言うと、「目的の遂行・達成『だけ』を純粋に求める」という領域で、見返りも求めずエゴもなく、自我を忘れてただ目的のみに没頭し、何かの課題や使命、職業や大切な仕事に貢献している状態だといいます。

詳細はこちらにまとめています。

https://lifeforearth.com/?p=6808

ですから、年金制度も同じなのですよ。働けなくなった老人や、ケガをした失業者、もしくは体や精神にハンデを追った人々。こういう人を「奉仕経済」で、元気に働ける人々が、コミュニティとして、きちんとケアをしてあげるようにすれば、そもそも年金など不要です。年金の話でも触れましたが、そもそも年金制度とは、「姥捨山」をなくすために作られた制度だからです。詳しくはこちらにまとめています。

https://lifeforearth.com/?p=7416

Orbが、藩札2.0で「コミュニティ経済を活性化させる= Empower Community Based Economy」ことをミッションに置いたのもこういうことを僕がすべて理解した上でのことです。

ということで、実際に、税金をゼロにしたいとあなたが真剣に考えるなら、まず、政府の批判など、即刻、辞めることです。変わりに、島でも村でも良いので、政府としての第3者が一切介在せずに経済取引できるコミュニティをそこに作ってみることです。そうすれば、僕がここで言っていることが腹落ちするでしょう。

「奉仕経済」は、ポスト資本主義システムにおける最重要キーワードなのです。

また、この話は、僕が別にまとめている「的確な評価経済は、KYCを不要にする」という話とリンクしています。合わせて読むとより理解が深まると思います。

https://lifeforearth.com/?p=7793

 

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