マスター・オブ・スケール – フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグのインタビュー#2

ホフマン:パワーポイントの世界にはプロコンがある。ここでは、あえてシェリルがその問題をどう扱ったかについてフォーカスしよう。彼女は、単に一方的に聞き手に回られることより、意見があるならきちんと反論してきて欲しかったんだ。彼女は、一番が間違っていることを恐れていない。彼女は、路線変更を恐れない。それが、彼女が、組織をスケールさせる上で優れたリーダーたり得ているポイントだ。フェイスブックという高速に動く組織においては、プランを作らないだけでなく、作ってもそれを壊す。

ホフマン:マスターオブスケールへようこそ。僕はレイド・ホフマン。Linkedinの共同創業者で、シリコンバレーVCのGreylockのパートナーです。今回のエピソードでは、僕のリーダーシップ哲学の1つについてテストしてみようと思います。変化の早い組織におけるリーダーシップとはどうあるべきか? その速さとは、まさに夜、帰宅するときのオフィスが翌朝くると全く変わってしまっているような世界。僕は、拡張性の高い組織をリードするためには、自分で作った計画を破壊する能力が必要だと考えている。

毎日、新しい競合が生まれ、新たな脅威が出てきて、それと同じく新たな機会も生まれている。それらに何か理路整然としたものは何もない。まさにドッグファイトの世界だ。急降下したい急上昇するような世界。

シェリルは、あらゆる拡張フェーズにおいて、大胆不敵な意思決定をする能力を持ったリーダーの一人だ。彼女は、400人の組織を40,000人のサイズになるまでリードすることができる。今回は、彼女に組織を拡張しながらリードしていくこととはどう言うことなのか?について、語ってもらおうと思う。なぜなら、彼女は文字通り、この種のことができる典型的なリーダーだからだ。僕らはよく投資先の起業家たちにいう:”僕らは、君たちのために君たちのシェリル・サンドバーグを見つける必要があるね”と。

しかし、皮肉なことに、彼女のキャリアの初期のころに、君がシェリル・サンドバーグを見つけたとしても、彼女は君のオファーを断っただろう。なぜか?

サンドバーグ:私が育った環境はね、”絶対に商売の世界に行くな。”と”医者になれ”と言う世界だったの。私の父親は医者だったわ。私は兄弟が二人いるんだけど、うち一人は医者になって、もう一人は、医者と結婚したわ。医者になることはいいことだったのよ。社会貢献になると。そして、NPOや政府のために働くことはいいことだと教えられたわ。商売については疑問を投げかけられた。そして、私は第1のキャリアを世界銀行からスタートさせた。インドのハンセン病、エイズ、盲目の問題について向き合ったわ。大学を出たばかりの私が、民間企業の世界で働くと言うことは考えられなかった。それは私に対する侮辱のようなものだった。

ホフマン:そう、シェリルは公共の領域からキャリアをスタートした。彼女は、アメリカ政府の財務省で、当時の財務省長官ラリー・サマーズの元で、チーフ・オブ・スタッフとして7年を過ごした。その際、彼女は、アメリカのビジネス界の貴族社会との交流を持った。全ての産業界のCEOたちがそこにいた。そして、1990年後半、彼女は、彼女のそれまでのビジネスに対する偏見をくつがえすようなあるタイプのCEOに注目するようになる。

つづく。

マスター・オブ・スケール – フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグのインタビュー#3

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