マスター・オブ・スケール – フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグのインタビュー#8


ホフマン:創業初期の採用に細心の注意を払うのは、マイク・カシディだけではない。マーク・ザッカーバーグも、彼の創業初期における採用方針について語ってくれた。

マーク・ザッカーバーグ:唯一といっていいぐらい最重要なことは、君が手にすることができる最高の人材を君の周りに配置するということ。僕が、周りの友人で、いい会社を経営している友達をみるとき、その会社が、彼らがもつポテンシャルの限界まで成長し、本当にすごい会社になれるか、ただ普通にいい会社に終わるかの違いは、自分の周りに自分以上に能力のある人材を採用し配置することに対して、全く躊躇しないかどうかということ。だから、僕はこの採用ルールを自分に課している – 君は、君がその人のために仕事をしたいと思う人でないなら、その人を雇うべきじゃない。

それは、君の仕事をその人に渡せということを言ってるんじゃない。もし逆の立場だったとして、君はこの人のために仕事をしたいと思うか?と言うことだ。僕は、もしこの答えが”NO”と出たら、それは、彼らを採用することは、ある意味、君は、その場しのぎの発想で考えているというサインだ。

シェリルの場合もそうだった。マネジメントにおいては、彼女は、僕より圧倒的に優れていた。だから、それが僕をもっといい状態に持って行ってくれるし、フェイスブックももっといい状態に持って行ってくれると考えた。僕は、それを恐れたことはない。むしろ、そこにか価値を見出した。それが、フェイスブックをよくすると。

ホフマン:だから、そこには早く採用すると言う考え方と、ゆっくり採用すると言う考え方があるわけだ。2008年、マークは、シェリル・サンドバーグの採用には、とても時間をかけ、ゆっくり進めていた。この時点で、シェリルは、すでにGoogleのオンライン広告セールスのチームを4,000人までスケールさせていた。そして、彼女のチームが、Googleの2/3の収益を稼ぎ出していた。しかし、マークはこの事実を持ってシェリルを雇おうと考えたわけではない。マークは、彼の友人のクリスマスパーティでシェリルと会った。

サンドバーグ:マークに会ったとき、衝撃をうけたわ。フェイスブックはもう使っていた。フェイスブックのポテンシャルは理解していた。自分や自分の写真や、自分の周りの友人や、自分の誕生日などなど、こういう情報が流れているこの世界は、とんでもない飛躍をすると考えた。でも、一番、共感したのは、自分の友人ネットワークを広げられることだった。私は、フェイスブックのミッションと、マークの心から信じることにした。彼は、ものすごくエネルギッシュで、情熱的で、そして大きなビジョンを持っていた。彼は、こう言っていたわ。”全てがソーシャルになるよ。”と。今となってはその通り。しかし当時は全くソーシャルな感じにはなってなかったのよ。

ホフマン:しかし、君はどうやってこのシェリルを雇う?マークは、この採用が、今までの採用とは訳が違うことを理解していた。彼は、初めから、正しくことを着実に進めていく必要があったんだ。

つづく。

マスター・オブ・スケール – フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグのインタビュー#9

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