マスター・オブ・スケール – フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグのインタビュー#9


サンドバーグ:マークとは、いろんなことについて話をした。彼は、夜行性だったわね。朝方オフィスに来ることはまずなくて、だいたい、8時の夕食時が多かった。だから、遅くとも11時から12時には家から追い出した。笑 数ヶ月の間、週に1回から2回は一緒に夕食を食べた。私は、彼が私と一緒に仕事をしたいと考えるより前から、彼と一緒に仕事がしたいと考えていたのよ。

だから、正直、週に6時間もの間、会話をし続けることにはあまり意味がなかったかもしれない。しかし、彼は、この点において正しかった。私たちが、一緒に働き始める前に、お互いがそれぞれどのような人物か、また何を信条にしているか、そして、フェイスブックのポテンシャルについてと、それをどのようにスケールさせるかについて、全て事前に確認していた。

同時に、私たちは、私の夫である、デイブから、世界最高のアドバイスをもらっていたわ。マークと私は、あの時点では、かなりの事柄では意見は一致していなかった。そして、それに対してデイブが私にこう言ったわ。”それらのことが意見一致することはないよ。君は決して意見を変えないだろう”、そして、”君がマークから求めているのは、物事の進め方に対する合意だ。なぜかって、たとえ君が、今、疑問に感じていることを全て彼に聞いたところで、その質問も答えもいずれ変わっていくからだ”と。

ホフマン:ここで、少し、シェリルの素晴らしい夫であるデビット・ゴールドバーグさんについて触れよう。彼を知るすべての人にとってショックだったが、2015年、彼は亡くなった。彼は、サーベイモンキーのCEOであり、とても寛容なメンターとして知られていた。このたった一つのアドバイスこそ、彼の真骨頂と言える。

サンドバーグ:だから、私たちは合意したわ。毎週、月曜の1番目のミーティングに二人のF2Fのミーティングを入れることと、金曜の最後に同じようにミーティングをすることを。私は、彼にフィードバックを求めた。そして、私たちはお互いに毎週フィードバックをし合ったわ。それを初めてから、来月で9年目に入るわね。

ホフマン:この、シェリルとマークがどうやって、自分たちの仕事関係を維持していく中で、意見の不一致に対応して行ったかについて注目して欲しい。もし、マークとシェリルが、フェイスブックが常に直面している様々な問題について、特定の解決策に合意して進めようとしていたなら、彼らは、間違いなくそれらのコミットメントを破らざるを得なかっただろう。お互いにお互いに対して率直に意見を述べあえる関係でいることを約束することで、意見の不一致がありながらも仕事を進めていくことができる。そして、その二人の約束が、今日まで二人の関係を支え、それが、フェイスブックの会社としてのカルチャーを支えているんだ。

もし、君が、議論することを奨励するならば、君は自らが常に議論を仕掛けるようなスタンスでなくてはならない。この点については、マーガレット・ヘッファーマンが適任だね。彼は過去5つの会社のCEOを務めてきた。彼女は、TED Talkで”あえて反対する”というプレゼンをやったんだ。そして、彼女はリーダーたちにとてもシンプルなアドバイをした。”話すより、見せよ”と。

マーガレット:私は、建設的な議論は、とても大切だと思う。それが、組織がどのように考えて行動をするかを決めるから。どのような組織を経営する中でも、一番大きな問題は、あなたが誰だけ、人々に、何かをすることへのリスクフリーか環境を作るか、それをやってもいいという環境を作り出せるか?ということ。そういうことに対して、やらなかったり、個人的な問題にしてしまったりするという傾向は避けなければならない。

つづく。

マスター・オブ・スケール – フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグのインタビュー#10

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