マスター・オブ・スケール – フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグのインタビュー#10


ホフマン:シェリルもそうだが、この敬意を持った不合意と迅速なフィードバックにフォーカスすることを信じていることこそ、フェイスブックを会社として実に逆境に強い存在にしている。

サンドバーグ:私たち全員が、逆境に対する耐性が必要なのよ。個人としてまず必要で、そして組織としてそれを作りだすことができれば、失敗から学ぶことができるわ。失敗を隠す必要はなく、それを賞賛するということ。それはどういうことか?常に自分の本心と向き合うことであり、お互いに本音で語るということよ。フィードバックすることに対してオープンな姿勢を持たなくてはならない。常に改善を続けていくことができるカルチャーを作り出す必要がある。そして、組織としての改善を続けていくために、お互いに改善点を直接、かつ自由に言い合えることができる環境が必要。何か物事が上手くいかなったときは、落ち着いて、座ってフィードバックを受けることが大切。

なぜ、上手くいかなかったのか? そこから、私たちは何を学べるのか?改善点はどこか?学ばない組織は、上手くいかなかったことを隠す。それが原因で、逆境に対する耐性を失っていく。

ホフマン:この失敗を受け入れ、不合意を賞賛する意思は、急成長している産業においては、決定的なアドバンテッジの一つになる。なぜなら、それが君に早い段階で失敗することを許容するからだ。だから、君は、何を破壊して、何を作るべきかについて知ることができる。

思慮深く、組織を拡張することができるリーダーは、不合意を生きがいのように扱う。なぜなら、自分たちがプランを作ったり破壊したりする前に、そのアイデアをテストすることができるからだ。実際に、彼らは、自分の意見を述べない同僚を探す。

サンドバーグ:これは、みんなが言うレッスンであり、私は特に意識しているけど、自分より優れた人を雇い、かつ、自分とは違う人を雇うということ。これが、私たちがよく言う多様性と言うもの。多様性は、単に、人種や国籍、年齢、性別と行ったものだけを意味していない。それらも含めた多様性が、超重要なの。いわゆる典型的なダイバーシティだけでなく、バックグランドの違いや、個性の違いも含めた多様性が重要よ。

つまり、もしあなたが、プログラミングが好きで、SF映画が好きな白人男性なら、自分と同じタイプの人材をチームに入れるなと言うことね。例えば、デビット・フィッシャーは、彼がGoogleの財務部門にいたときに一緒に仕事をしたんだけど、私とはだいぶ個性が違うタイプの人だった。私は、浮き沈みの激しい方で、何かが思った以上にスピーディに進んでいないとナーバスになることが多いの。ときに、あふれんばかりに嬉しくなったり、同じぐらい落ち込む。しかし、デビットはその逆。彼は、常に冷静。何十年と一緒に仕事をしてきて、彼と私のバランスがとても重要であることが見えてきた。私が、”これは緊急よ!”というと、デビットは、”そんなことないよ。シェリル、落ち着いて”と。

また、たまに、私が、”デビット、あなた十分早く動いていないわ”と言うと、彼は、”その通りだね”と。マークと私の間でも同じようなやりとりがあるわ。私たちは、お互いにとても違っている。私たちは、性別が違い、15才年が離れていて、私より15才若い上司。完全に違う個性だし、完全に仕事のスタイルも違う。そして、それが、フェイスブックに実に上手くはまっているのよ。

つづく。

マスター・オブ・スケール – フェイスブックCOO シェリル・サンドバーグのインタビュー#11

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