マスター・オブ・スケール – Google前CEO エリック・シュミットのインタビュー#1

Master of Scale(マスター・オブ・スケール)は、シリコンバレーのインナーサークルの一人、レイド・ホフマン(ペイパル・マフィアの一人でもある)が、彼が親しくしているシリコンバレーの起業家たちを招き、「スタートアップを成長させるためのノウハウ」について、インタービューを通してリスナーに伝えていくポドキャストの番組です。

ペイパルマフィアについては、こちらにまとめています。

シリコンバレーで絶大な影響力を持つと呼ばれる「ペイパル・マフィア」とは?

この内容は、そのポドキャストの内容を翻訳したものです。若い起業家の方は、参考にしてください。また、原文やポドキャスト合わせて使うことで、英語学習にもなると思います。ぜひ、上手に役立てください。オリジナルリンクはこちらです。

EPISODE6: Eric Schmidt, Former CEO of Google

エピソード5: エリック・シュミット、Google 前CEO – ”イノベーションとはカオスを管理することである”

エリック・シュミット:僕のGoogleでの初めてのオフィススペースは、小さくえ、僕の机と椅子でもう一杯という感じだった。そして、ある日、オフィスにくると、ルームメイトがいたんだ。”ハロー”と彼が行って、僕も”ハロー”と答えて、そして、彼は、”僕はアミットです”と。

ホフマン:それが、エリック・シュミット。この物語は、彼がGoogleのCEOとして参加した2001年から始まる。

シュミット:新しい人が、会社に入ってきたから、文化的な欺瞞を作り出すのは絶対に避けなければならない。だから、こうことは言ってはいけないんだ。”僕がCEOだ。僕の部屋から出ていけ”とかね。だから、僕は、僕の秘書をみてこう言ったんだ。”これに関しては何か聞いているかい?” と。彼女は”No”と答えた。で、僕は、彼に”だれが、君にここに入っていいと言ったんだい?”と。すると、彼は”VP of Engineeringに言われました”と。”ああ、きっと彼らは僕をからかってるんだ”と。そして、”なんで、ここに入ってきたの?”と聞くと、”僕がオフィスについた6番目だったので、もうスペースがなくて、あなたのオフィスが空いていたからです”と。それで僕らは同僚になった。

ホフマン:つまり、アミットはエリックをからかっていたと? おかしな話だ。エリックは調べた。アミットは、それ以上説明をしなかった。お互いに仕事に戻った。

シュミット:彼は、ヘッドフォンをして、そして僕は電話をかけはじめた。僕は、セールスVPに電話した。そのときの売り上げは、120ぐらいだったかな。僕は彼にこう聞いた。”もっと上を狙えないか?”と。”僕は、123か124は狙えると思うんだ。もっと頑張ろう。”と。そして、電話を切ると、アミットがヘッドフォンを外して、こう話をしてきた。”どのぐらいの売り上げになるか僕がわかりますよ。”

そして、僕は、”ああ、僕らの話を聞いいたんだね。どれぐらいになると思う?”と聞いた。すると彼は、”138はいけますね”と。”どうやってそれが分かるの?”と聞いたら、”売り上げ予測のモデルを作ったですよ”と。そして、僕はそのことは営業チームには話さなかったんだけど、結果的に138になった。これは、典型的なデータ分析の価値について話であり、もう一つは、いいルームメイトをもつことのメリットだね。

ホフマン:アミットは、結果的に、どのタイミングでもその時点での正確な売り上げ予測ができるツールを開発した。おふざけと生産性は、Googleの中では常にブレンドされている。だから、エリックは、アミットが自分のオフィスに入っていたことについて、いちいちくよくよ考えたりしない。

シュミット:僕らは、長年のルームメイトであり、仕事仲間でもあった。いい友人にもなったね。

ホフマン:このエピソードに代表されるようなGoogleの上司に対して服従心のない文化は、Googleの成功の秘訣の一つだ。アイデアは、このようにエリックとアミットが、この狭いCEO室での自然と起きた会話の中から生まれてくる。このような突発的な会話を保ち続ける方法は一つしかない。君が常に、彼らをカオスのような状態で放置するこだ。これを組織の全てに徹底する。そして、そこから何が浮かび上がってくるかよく見ることだ。君の会社が、常にイノベーティブなプロダクトを生み出すような組織にしたいなら、君の仕事は、”カオスを管理すること”が仕事になる。

つづく。

マスター・オブ・スケール – Google前CEO エリック・シュミットのインタビュー#2

関連記事