マスター・オブ・スケール – Google前CEO エリック・シュミットのインタビュー#2

ホフマン:マスターオブスケールへようこそ。僕は、レイド・ホフマンです。Linkedinの共同創業者であり、シリコンバレーのVCであるGreylockのパートナーであり、この番組のホストです。このエピソードでは、最高にイノベーティブな組織の最高のマネージャは、どのようにイノベーションを起こすかについては語りません。彼らは、カオスを管理する。今回は、この話を、僕が知る中でもっとも賢い起業家の人たちの話を聞きながら証明します。 君が、革新的な会社を作りたいなら、君の仕事はカオスを管理することだ。カオスを管理する、って聞いただけで矛盾している話に聞こえると思う。むしろ、逆なのでは?と。マネージャの仕事は、そのカオスから出口を作り出すようなものではないのかと。常にそうというわけじゃない。 もし君が、何か新しいものを発明したいなら、もしくは、何かを圧倒的なレベルで再発明したいなら、君はマネジメントの概念を超越しなければならない。君ががびっくりするようなアイデアを社員に追いかけさせることだ。君の仕事は、そのアイデアがいいか悪いかを判断することじゃない。君の写真が、そのアイデアを実際に実験して検証できるようにしてあげることだ。 僕は、この話をするのに、エリック・シュミットを選んだ。彼は、既成のマネジメント理論に反するやり方をGoogleのCEOとして実行してきたからだ。そして、今は、親会社のアルファベットの取締役会長をやっている。彼は、カオスの支持者という訳ではない。なぜなら、彼はGoogleにくる前に、そのような緩いマネジメントの会社にいたことで会社が潰れかけていたからだ。Googleにくる前は、彼は、Novellというソフトウェア会社のCEOだった。今回のストーリーでは、彼のこのNovellでの初仕事からスタートしようと思う。そのときは、Novellの業績は、正直、全然ダメだった。 シュミット:現実は、もちろん、1日目から、僕がインタビュー時に聞いていた業績の数字とは違う数字を教えられたんだ。その水曜、つまり、Novellでの仕事をスタートして3日目、僕らは、崖っぷちに入った。僕らは、振り返ってみると、最悪の月、を迎えることになったんだ。”この場から、さっさといなくなりたい気分だ”と同僚に話をしたのを覚えている。 ホフマン:この規模の災難と、自分の気持ちとの間に距離をおく方法は一つしかない – 楽しむこと。笑 つづく。 マスター・オブ・スケール – Google前CEO エリック・シュミットのインタビュー#3