キャッシュレス・ウィークリーニュースまとめ-トランスファーワイズの快進撃他:2018.12.07

日本で注目されているキャッシュレス化や最新の個人・法人のクレジットカード、デビットカードなど、電子決済にまつまる市場動向と独自の分析をウィークリーニュースという形でまとめています。電子決済は、仮想通貨かブロックチェーンとも深く結びているとてもホットな未来の世界なので、ぜひ、こちらのニュースでキャッチアップしてください!

英送金ベンチャー、日本で新型デビットカード検討

英国発送金ベンチャートランスファーワイズ

英国発のフィンテックベンチャー、トランスファーワイズが、日本でも活発に動き出しているようです。

「トランスファーワイズ」
2011年創業の英国のフィンテックベンチャーで、ネットによる送金業務に特化する。現在は59カ国に送金が可能で、利用者は全世界で400万人にのぼる。英中央銀行イングランド銀行は18年4月、同社に対し、即時決済システムへの接続を銀行以外で初めて認めた。日本では16年にサービスを始めた。

トランスファーワイズは、一般的な海外送金などに比べて、手数料も安い点と送金スピードが早い点が強みなので、実質、完璧にお得かつ便利な海外送金サービスです。彼らのサービスの仕掛けは、通常の海外送金の場合は、本当に送金者のお金を受信者に送る形で送金をするため、常に為替レートの影響やSWIFTと呼ばれる海外送金システムへの手数料支払いが発生するため、必然的に国内送金に比べて高いです。一方、トランスファーワイズは、自前で送金用の運転資金を投資家などが出資してもらう形なども活用しながら保持し、ユーザーから送金リクエストが来たら、受信者の口座と同じ国のトランスファーワイズの銀行口座から送金することで、コストとスピードで優っています。とても便利で僕も海外旅行するときなどによく使っています。

同社の共同創業者クリスト・カーマン氏は日本経済新聞の取材にたいして、銀行経由に比べて手数料が「(最大で)8分の1になる」と強調しており、これは僕の経験からも事実ですね。更に、若年層への利用浸透を狙って、日本では新型のデビットカードの発行を検討しているようです。これは楽しみです。

まだトランスファーワイズを利用したことがない方はこちらからアカウント登録できます。GmailやFacebookのアカウントがあればすぐ作れるので試しに使ってください。

トランスファーワイズのサイトにいく

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イギリスの若者が夢中「コーラルピンクのカード」

Monzoのコーラルピンクカードは目立つのがポイント

イギリスでコーラルピンクのカードを持っていれば、若者は「あっMonzo(モンゾ)を使ってるんだね。どんな感じ?」と声をかけてくるそうです。Monzoは口コミによってミレニアルズ人気のモバイルバンキングサービス。英国も、日本と同じで銀行系のサービスは近いづらく、特にスマホアプリはひどいよう。そこを問題に感じている若手起業家たちが、新たにモバイルバンクサービスを立ち上げるケースが増えています。

Monzoは、クラウドファンディングサイト「Crowdcube(クラウドキューブ)」で資金調達ページを開設すると、わずか6秒で約100万ポンド(約1億5000万円)もの資金が集まり、あっさりとプロジェクトが成立しました。つまり、それだけニーズがあるということですね。

日本だとスマホアプリのUIが良い銀行と言えば、住信SBIネットと楽天銀行ぐらいのように思います。UIがひどいとそれだけで使っていて疲れるので、日本からもこのようなサービスがどんどん立ち上がってくることに期待大です。

また、住信SBIネットは僕も使っていて満足している銀行なので、興味がある方は、下記の記事を読んでみてください。

知っておくと便利な法人口座の開設における2つのポイント

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シンガポールで、デビットカードなどで改札通過

シンガポールの陸上交通庁(LTA)が、クレジットカードやデビットカードを使った公共交通機関での非接触型決済サービスの試験事業を拡大すると発表しました。2017年3月より、米マスターカードと組んで、この試験事業を開始していましたが、これに新たに米ビザとシンガポールの電子決済期間NETSのカードにも利用枠を広げるとのこと。

これまでのマスターカードとの試験事業では、これまでに10万人以上が同サービスを利用しており、累計2,600万回以上、1日平均5万回強の運賃支払いが同社のカードによる非接触型決済で行われたとのこと。

これは素晴らしい取り組みですね。特にデビットカードというのが良いです。日本でもビュースイカなどのようにクレジットカードによる電子マネー連動の自動チャージモデルはありますが、やはり、クレジットカードで翌月請求されるので、お金の管理の観点では不便です。デビットカードで利用できれば、即時定額チャージ+引き落としなので楽ですね。しかも、個人事業をやっている方であれば、法人口座と紐づいたデビットカードで自動チャージできるわけですから、経費清算が更に楽になります。早く日本でも導入して欲しい仕組みです。

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ミニストップが「楽天ペイ」「PayPay」「LINE Pay」を12月17日から全国の店舗で利用可能に

ミニストップは、2018年12月17日(月)より、スマホを活用したバーコード決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」「PayPay」「LINE Pay」の3サービスを、国内のミニストップ2225店舗に導入すると発表しました。今回は、スマホ画面に表示されるバーコードを読み取り形の決済になります。

日本でも、QRコードやバーコードを利用したスマホ決済の加盟店が増えて来ましたね。iPhoneでしか使えないApple Payと異なり、中国でWeChatやAliPayを通じて既に普及しているQRコードやバーコードによる決済は、アプリから簡単に提供できるので、この決済を生かした新しいサービスをアプリ提供するベンチャーなどが手がけることができるので、とても楽しみにしています。

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「LINEとスタバ」がキャッシュレス化でタッグ

スターバックスは2018年中に一部の店舗にLINE Pay据置端末を設置し、LINE PayのQRコード決済に対応できる体制を整える模様。スターバックスでは現在4人に1人以上の利用者がスターバックスカードやスターバックスモバイルアプリを用いてキャッシュレス支払いを行っており、LINE Payの導入でキャッシュレス化率を一気に引き上げるのねらいのようです。

スターバックスでは会員制度があり、現在、250万人に達しています。店舗は全国47都道府県に1392店舗 (ライセンス店舗を含む)。

両者ともキャッシュレス化による新たなサービス展開を狙っている企業同士のタッグなので今回の動きは楽しみです。スタバにとっては、キャッシュレス化によって、顧客の単価アップや囲い込みを促進したいと思うので、コミュニケーションメディアを持つLINEとのタッグでそこがどう強化されていくのか注目です。

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アフリカの島で進むキャッシュレス化の波

アフリカにはキャッシュレスの島がある。

アフリカ最大のビクトリア湖に浮かぶミギンゴ島では、驚くべきことが起きているそう。なんと、この島での買い物に現金を使っている人がほとんどいない。漁業が盛んな島で、サッカーコートの4分の1ほどの大きさの島には、多い時で1,000人ほどの漁業にかかわる人が出入りしているらしい。もっとも近い陸地までは、船で2時間もかかるため、多くの漁師は島を生活拠点にしているようで、そこに漁師相手に商売する人たちが住み着いている。ホテル、食堂、病院(薬局)、売春宿、雑貨店、服屋など、ビクトリア湖にくるまでの村よりもはるかに充実しているよう。この理由は、ここで取れる魚が高級魚になるため、漁師がかなり収入を持っているからのよう。

そして、最大の特徴は、ここでは、現金がほとんど使われておらず、SMS(ショートメッセージシステム)を利用した電子送金システム「M-PESA(エムペサ)」をみな利用しています。

離島ではよく現金を運ぶのが大変だから電子マネーを使いたいという話を聞きますが、このミギンゴ島はその典型と言えますね。更に、そこの漁師が収入が多いから、より紙幣需要が高くて、それが電子決済ニーズを更に高めているように思えます。

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いかがでしたでしょうか?

以上、今週のキャッシュレス・ウィークリーニュースでした!

 

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