日本の優秀な芸人の方々へ:一度腐敗した組織は元には戻らない。吉本興業を辞めてYoutuberになればよい。

僕は、日本のお笑いが大好きです。起業家という職業がら、壁にぶち当たることはよくある。そういうときには、いつも「頭の中を空っぽ」できる趣味が大切。頭の中を空っぽにすることで、グッスリ寝た後に、よい解決策が頭に浮かぶ。僕にとって、その「頭の中を空っぽ」にできる趣味は、日本のお笑いコンテンツです。特に、同じ大阪出身の松本人志さんは大尊敬しています。

つくづく思うことは、日本のお笑いは、世界でも圧倒的にレベルが高いということ。僕は海外での生活も経験しているのでこれは真面目に思います。昭和の功罪を引きずった「平成の失われた30年」の中で、日本の若者の多くが、発狂もせずにこの暗く長い苦しみを耐え抜いてこれた一つは、日々、日本のお笑い芸人の人たちが、必死になって僕らを笑してくれてからです。特に、松本人志さんをはじめ、優秀な芸人たちが、新しいお笑いのイノベーションを作り上げて言っていることは、同じクリエーターとして、心からの感動を覚えます。

その点について、僕の考えをこちらにまとめています。

日本の「お笑い」のレベルの高さは間違いなく「失われた30年」と連動している

既得権益化し、「老害」化している日本の地上波TVと芸能事務所の関係

そういう中で、松本人志さんも所属する日本のお笑い事務所の大手である吉本興業の社長が、明らかに「老害」化した以下の発言。心の底からの怒りを覚えます。

 

宮迫さんらは、自ら犯した過ちを正そうと、説明責任の場を設ける、という正しい行動を取ろうとした。しかし、それを所属事務所の社長が潰そうとした。

結局、問題の本質は、先に亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川さんのケースと同じですね。芸人の多くは、地上波TVで収入を得ている。つまり、地上波に出演できなければ、生活できなくなる。しかし、彼ら自身が各TV局とのパイプを握っているのではなく、握っているのは芸能事務所である吉本興業。彼らがそこを手放す訳が無い。そこを手放したら自分たちのビジネスモデルが崩壊するから。つまり、イノベーションのジレンマです。

であるから、芸人は、吉本興業に逆らえば、自分たちの生活が危うくなる。ジャニーズ事務所が、TV局に働きかけて、元SMAPの三人をTVが出ることを妨害したこと同様、岡本社長は、これと全く同じ言動をとっているということです。

更に、なぜ、芸人に反社会的勢力が遠慮なく報酬を払うような案件がくるのか?これの原因は、宮迫氏がその謝罪の記者会見で話している通り、「吉本興業では、反社会的勢力からの正式な仕事依頼(フロント企業を経由した)で受けた営業の仕事もある」という言葉に全ては集約されています。火のないところに煙は立たない。

暴力団対策法が施行されて以来、警察が暴力団のビジネスモデルに相当、厳しく目を光らせている中で、今回のような案件が吉本興業の社員である芸人に直接きたことが、一番、疑問に思ったことです。会社としてすでに付き合いがあれば、その社員に、反社会的勢力が仕事の話を持ちかけるのは、彼らに取って見ると全く違和感がないことなわけです。

そして、幸いにも、日本の地上波TVと芸能事務所は、完全に、既得権益化し「老害」化してしまっていることを、多くの人が知るキッカケがこの事件によってもたらされたわけです。これは、吉本の芸人にとってみたら、千載一遇のチャンスです。

僕はTVをほとんど見ません。理由はシンプルでツマラないからです。世の中というのはよくできていて、そのような老害化した世界からは、お笑いにせよ何にせよ、イノベーションは生まれてこないのですね。笑いの神から見放されているということです。笑

日本のお笑いのほとんどは、アマゾンプライムやYoutubeで楽しんでいます。

吉本の芸人は全員、吉本興業を辞めて、Youtuberになればよい。

僕は、常々、思うのは、なぜ、日本の超優秀な芸人たちは、Youtubeを使って自分たちでコンテンツを配信しないのか?ということです。そこには、自由がある。なぜなら、くだらないTV局の放送コードなど気にせず、「真の笑い」を追求できる世界がそこにある。僕は、世界No.1 Youtuberのピューディーパイが好きで、よくみていますが、彼のトークにおけるユーモアのセンスは抜群です。彼はこのトークセンスで、世界に9,000万人を超えるサブスクライバーを獲得したわけです。彼以外にも、個人のYoutuberでTop20入りしている人は数多くいます。

世界YoutuberランキングTop20

一度、既得権益化した組織というのは、まず、生まれ変わることはできない。これは歴史が証明している。例えば、なぜ、明治維新が必要だったか?といえば、江戸幕府の体制では、もはや、欧米列強の植民地支配に対抗できる実力がなかったからですね。だから、そこに危機感を覚えた志士たちが団結し、明治維新を起こした。

日本人は、「理不尽」に対して怒りが弱すぎる。正義のためにもっと戦うべき。

と常々思います。先の明治維新のときを振り返ると常々思います。特に、素晴らしかったのは、幕末から明治の時代を作った人物の多くは、名もなき身分や家柄のものばかりでした。薩長同盟、大政奉還を成し遂げた坂本龍馬は下級武士の出であったし、近代日本国家の基礎を作り、初代首相となった伊藤博文は農民の出、日本の資本主義の基礎を気づいた、渋沢栄一も農民の出、そして、その後、欧米列強の支配を完全に排除することに成功した日露戦争で活躍した秋山兄弟もまた下級武士の出であった。

これと似ているのは、世界のイノベーションのハブであるシリコンバレーのイーロン・マスク、ピーター・ティールをはじめとするペイパルマフィア達ですね。皆、移民の出です。つまり、アメリカ社会の本流ではなく、むしろ、ソーシャル・マイノリティであるということ。ペイパルマフィについてはこちらにまとめています。

シリコンバレーで絶大な影響力を持つと呼ばれる「ペイパル・マフィア」とは?

なので、吉本の超優秀な芸人の方達は、今回の事件をきっかけに、世界に羽ばたくチケットを手にしたと考えるのがよいと思います。自分たちを飼い殺ししようとしてくる腐敗した精神の人間しかいない芸能事務所など潰してしまえばよい

なぜなら、今、その行動をとっても、世の中に対して、その人達の「大義名分」が立つからです。ここが超重要です。世論を味方につけることができる。だから、千載一隅のチャンスと言っています。このチャンスを逃すのは愚かです。

僕が、2014年のMt.Gox事件の渦中にOrbを起業して、日本の仮想通貨・ブロックチェーン市場をゼロから立ち上げ、2016年から2017年にかけては、日本市場を世界で最先端のレベルまで持っていった苦労に比べれば、圧倒的に楽ですね。僕は逆風を超巡風に変えたからです。なので、僕なら、即刻、事務所を辞めて、Youtubeチャンネルを開設します。ちなみに、僕も、もうYoutubeチャネルを開設しています。笑

mrmasa@Youtube

ということで、日本の超優秀な芸人の方々が、日本の腐敗したシガラミを、自らの勇気を持って断ち、自由な世界へと羽ばたいていくことを心から祈ります。

 

関連記事