Brave Browser (ブレイブ・ブラウザ) – BATトークン – ホワイトペーパーの翻訳 #8

現時点のConcaveスコアは、ユーザーのパブリッシャーへのアテンションを計測し、スレッシュホールドをもつ時間による制約を加味した二次方程式のスコアである。その式は以下の通りです。


aが13000で、bが11000の場合、式にあるDurationは、ミリセカンド単位で計測される。この場合、スコア1を稼ぐのに最低25秒のアテンション(この場合は閲覧時間の意味)を要する。一方で、最大のスコアである7を稼ぐには、最低12分のアテンションを要する。これは、手前の図で明らかにしている通りである。

これとは別の検討しているメトリックスは、広告主側が、一連のキーワードを購入するモデルで、いうなれば、アテンションにつながる関連の広告トピックを広告主が購入するというアプローチである。これ以外にも、我々は、今後の事業の進展に応じて、ユーザーやパブリッシャーから新たなメトリックスが提案されてくることを期待しているし、そのことを事業にするベンダーが登場することも期待している。

3.2 BATトークンのテクノロジーについて

BATトークンは、イーサリウムに基づくトークンであり、この新たなマーケットプレイスの重要な要素である。イーサリウムは、オープンソースであり、スマートコントラクトの実装に最適化されたブロックチェーンベースの分散型コンピューティング・プラットフォームである。


イーサリウムは、エンドユーザーが、トランザクションを走らせるためのスマートコントラクトを実装することを可能にする分散型バーチャルマシンである。それらのスマートコントラクトとは、イーサリウムのブロックチェーンに、ステートフルアプリケーションとして保存される。これらのコントラクトは暗号学的にセキュアであり、かつそのスマートコントラクトの正当性を証明する。

トークンの契約は、イーサリウムのエコシステムのスタンダードな機能である。イーサリウムは、モバイル決済システムにも使われているし、分散型取引所にも使われているし、商品や法定通貨にペッグされたトークンとしても使われているし、マーケット・クリアリングメカニズム、マイクロペイメントシステム向けの分散型コンピュータティング、商品や証券取引所、クラウドファンディング、そして、リーガルドキュメントの正当性の証明などである。

同様に、大手企業もイーサリウムを活用している。JPモルガン、デロイト、IBM、サンタンダーバンク、マイクロソフト、ルクセンブルグ証券取引所、ロイヤルバンクオブスコットランドなどである。BATを使ったマイクロペイメントは、Braveのマイクロペイメント用の台帳の第1のユースケースになるだろう。エンドユーザーのBraveブラウザにおける各閲覧は、BAMを使って認証される。

上の図は、BAT決済の概念的なフロー図である。開発中のBATのペイメントシステムは、上の図を忠実に反映したものではないが、BATのペイメントシステムは、Braveの台帳システムによって管理されるので、本質的な部分は特に違いはない。ハイレベルなコンセプトでは、広告主が、報酬用のトークンを広告と共にユーザーに送り、それが、Xaというステートとしてロックされるのである。

そのユーザーが広告を見ると、支払いのフローがアンロックされ、ユーザーの報酬分がXuに配分され、Xbが、Brave側に広告掲載料として支払いされる。つまり、Xa-Xu-Xbが、パブリッシャーへの収益となる。初期段階では、BATトークンは、認証されたパブリッシャーと共にBraveブラウザとBraveサーバー紐づけられている。

不正広告は、ソースコードの公開と、暗号学的に処理されるトランザクションによって防ぐことができる。つまり、広告は、個人のウェブブラウザで、かつそのアクティブウィンドウとタブに限定されて配信されるからである。

BATトークンの支払いはパブリッシャーへの報酬としてのみ送信され、一つのパブリッシャーのサイトにおける広告閲覧の決済は、他のパブリッシャーでも活用することができるし、BATシステムの他のプレミアムサービスを使うことで、保持することもできる。

つづく。

Brave Browser (ブレイブ・ブラウザ) – BATトークン – ホワイトペーパーの翻訳 #9

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