Brave Browser (ブレイブ・ブラウザ) – BATトークン – ホワイトペーパーの翻訳 #10

3.4. ユーザーアプリケーションにとってのトークン

ユーザーは、先の図に示したように、広告費の一部をBATで受け取ることができ、かつ、現時点のオンライン広告の世界のように常に受け身の接し方しか出来なのではなく、広告主とパブリッシャーのエコシステムに積極的に関わっていく仕組みになっている。まず、そのトークンをコンテンツ・パブリッシャーに寄付するモデルを採用しつつ、他にも複数のトークンを利用したユースケースがあると考えている。

まず考えうるユースケースは、特定ユーザーに向けたターゲティング広告である。

スモールビジネスオーナー向けの広告ソリューションとして、ブラウザでの活動に応じて報酬を払うというものである。更には、宗教やサブカルなどのカテゴリを絞ったターゲティング広告も可能である。

いくつかのパブリッシャーは、有料のプレミアムコンテンツを提供するかもしれない。サブスクリプションモデルは、インターネットユーザーにはあまり好まれないが、パブリッシャーにとっては新たな収益源になる。コンテンツが友人のためにトークンを使って購入されるというユースケースも想定している。たとえば、誰かがそのプレミアム記事を好きなって、友人の三人に彼がBATを使ったマイクロペイメントで記事を支払い、ユその三人に共有されるなどである。

より質の高いコンテンツは、ユーザーにより多くのBATトランザクションをもたらすだろう。たとえば、エンターテイメントチャネルにおける、質の高いビデオやオーディオコンテンツ、ニュースのヘッドラインのサマリーなどである。それらのコンテンツを課金モデルで提供することもできる。

また、記事にいくコメントを、BATトークンを利用して、ランキング付けすることもできる。いわゆるサムアップやサムダウンのモデルである。

供給制限のかかったトークンによって行われるコメント評価の仕組みは、既存のコメントシステムよりもより高い信頼を獲得するだろう。特に、トークンの送金認証が、ロボットではなく実際の人によって実行される点も同様だ。

結果的に、BATは、Braveエコシステムの決済手段として使われるだろう。例えば、高解像度の写真、データサービス、もしくは、1回限りの利用という形でのパブリッシャーアプリケーションなど。多くのパブリッシャーは、Braveを使うことで、興味深いデータやツールが使える。サブスクリプションベースでは、このマネタイズ手法は不可能だ。

たとえば、ProPublics、Citzen Audit、そしてガートナーなどは、興味深いパブリックデータとプレミアムコンテンツを持っているが、多くの個人はサブスクリプションを金がかかるとして躊躇する。一部のニュース記事を記事単位で有料提供することは、そのようなサブスクリプションを嫌うユーザー層のニーズに叶うかもしれない。現時点は、そのようなアプリケーションは、パブリッシャーの間では人気はないが、多くのプラットフォームが、有料ゲームや課金ゲームアプリの広告配信を行なっている。

つまり、、このモデルをヒントにすれば、コンテンツクリエイターも同じような恩恵にあずかれるかもしれない。

たとえば、重要な記事に、政治やエンタメ業界の有名人を使ったゲームをセットで提供するなどである。人々は、そのようなゲームにわざわざクレジットカードを使って登録することは躊躇するが、Braveの広告事業における、単なるブラウザの閲覧だけで稼いだトークンを彼ら人気者にパンチできるゲームには喜んで使うだろう。
BATを使ってコンテンツのマイクロペイメントを実現するために、ニューズメディアから、ペイパークリックで利用できるカスタムニュースアラートなどをBATを使って提供できる。BATを払えば、その有料記事をすぐに読むことができる。そのようなニューズアラートは、金融業界など、常に最新動向を常に追いかけている人にとっては重宝されるだろう。

つづく。

Brave Browser (ブレイブ・ブラウザ) – BATトークン – ホワイトペーパーの翻訳 #11

関連記事