Ethereum 2.0 コンプリートガイド #1

こちらのブログは、Mediumの下記のブログ「Ethereum 2.0: A Complete Guide by Colin Schwarz
」を翻訳したものです。現時点では、Ethereum 2.0について、一番よくまとまっているブログになると思います。ちょっと質は低いですが、網羅性はあると思います。参考にしてください。

原文はこちら


イントロダクション

イーサリウム・ネットワークは、世界で最大かつもっとも広く使われているブロックチェーンネットワークの一つである。同時に、Go言語で書かれたオープンソースプロジェクトとしても世界最大である。Githubにおいても、最大のプロジェクトの一つである。2015年の初回リリースより、非中央集権的なグローバルコンピュータネットワークとして、我々が普段使っている既存の中央集権的なアプリケーションを全てリプレイスするという究極のゴールを目指して、素晴らしい進歩を遂げてきた。しかしながら、その道のりはまだ長い。この記事では、次に控えているイーサリウムの大規模なアップデート、つまり、イーサリウム2.0ないしは、Serenityについて関係に説明をしたものである。

イーサリウム開発の4つの段階について

イサーリウムネットワークが2015年に立ち上がったとき、長期的なロードマップが提示されており、大きく4フェーズに分かれている。それぞれのフェーズは、イサーリウムに対する一連の改良提案(EIPs)によって定義される。これらの提案は、イサーリウムのコミュニティによって検討され、承認される。

それらの提案は、イーサリウムの顧客と開発者が従うべき様々なガイドラインを作る。たとえば、現在のイサーリウムのバージョンであるConstantinopleは、ネットワークのセキュリティ、プライバシー、そしてスケーラビリティの改良を目的とした合計4つのEIPsによって、ガイドラインが作られている。

イーサリウムの第1ステージは、Frontierと呼ばれていた。2015年にリリースされ、これが初期のライブバージョンである。Frontierでは、ユーザーと開発者は、Etherのマイニングが可能で、Dappsや様々なツールを作り、その新しいプラットフォーム上で実験することができた。2段階目のイーサリウムは、Homesteadという。2016年3月にリリースされ、Homesteadが、イーサリウム・ネットワークの初の正式リリースであったと言える。将来的なアップグレードやトランザクションスピードの増加も視野に入れた基礎固めであり、そのための色々な改良が加えられた。

3段階目で、かつ現在のステージを、Metropolisと呼ぶ。Metropolisは、2回のリリースに分割されている。一つ目が、Byzantiumであり、もう一つがConstantinopleである。

Byzantiumは、2017年10月にリリースされ、直前のバージョンに比べて、よりライトで、高速で、セキュアなものになった。とりわけて改良されたのは、GAS価格をより予測しやすくする点と、開発者によってよりプログラミングしやすい環境の提供であった。

Byzantiumは、同様に、イーサリウムの開発者が、zk-SNARKS(zero-knowledge succinct non-interactive arguments of knowledge)を使ったオンチェーン上のベリフィケーションを効率的に行えるようにするという、プライバシーの改良を加えた。

見た感じ、zk-SNARKSの頭文字構成は複雑な感じだが、そのシステムは、割とシンプルなコンセプトであり、いわゆるZero Knowledge Proofである。この手法は、あるステートメントが証明しようとしている内容を、そのステートメントに関わる関連情報(個人情報など)を一切明らかにすることになしに、そのステートメントが「真正」であることを証明することができる方法である。

たとえば、私が、友人に、私の携帯番号のパスワードを私が知っているという事実について、そのパスワードが何であるか?を全く明かすことなしに、彼らにその事実を知らすことができるというものである。

Byzantiumへのアップデートは、”Difficulty Bomb”と呼ぶ将来的なPoSへの移行を想定したマイニングの難易度を時間とともに引き上げていく仕組みも含まれていた。

Consutantinopleは、これらの改良の上に構築が進められている。Constantinopleの元のリリース日は2018年であったたが、イーサリウムのリーダーと開発者たちは、2019年中の延期を決定した。

2019年2月28日、ブロックが7,280,000のタイミンぎで、最終的にブロックチェーンのフォークが実施された。

4度目、かつ、イサーリウムが、イーサリウム2.0ないしはSerenityになるための一時的な最終ステージとなる。これが、イサーリウムのネットワーク全体に大きな改良を加えた最もアグレッシブなアップグレードになる。イサーリウム2.0は、2019から2021にかけて、4段階に分けてリリースされる予定だ。このスケジュールも変更の可能性はある。このイーサリウム2.0へのアップグレードがいかに重要であるかを理解してもらうために、現状のイーサリウムが抱える課題と、そして、それに対してイーサリウム2.0がどのように解決しようとしているかについて説明する。

つづく。

Ethereum 2.0 コンプリートガイド #2

関連記事