今日は、Brave Browser(ブレイブ・ブラウザ)のトークンBATについて、評価スコアを更新したので、理由を詳しくお話します。

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。

早速、はじめていきましょう。

まず、僕のポートフォリオ戦略における、 CROの該当カテゴリは2つです。

1.B2C Dappsと2.P2P CDNですね。

僕の「ポートフォリオ戦略」について詳しく理解したい人は、そちらのYouTube動画を参考にしてください。

分析視点は、いつもの6つの視点、つまり、ペインポイント分析、プロダクト分析、チーム分析、チームの実行力、トークンエコノミー 分析、そして、ハイプサイクル分析です。

また、それぞれの分析ポイントで何を重視しているかについては、詳しくは、「アルトコイン投資戦略のポイントについてのまとめ」のYouTube動画を参考にしてください。

まず、スコア再評価の結論から伝えると、2020年1月に分析した時点では、合計28.0ポイントでしたが、2021年2月に再評価した結果、28.5です。

赤マークで囲んでいるカテゴリの評価を変更した点です。これから、その理由について詳しく話をしていきます。

ペインポイント分析

一つ目、ペインポイント分析のアップデートです。

ここは変更なしです。二つあります。簡単におさらいです。

一つ目は、大手インターネット企業による個人情報を大量に使用したオンライン広告が、プライバシー侵害として、ユーザーにとって大きな問題になっていること。

FacebookやGoogleなどが、個人情報を過剰利用し、オンライン広告事業を展開していることが、今や社会に問題化しており、彼らも罰金などを払っています。

 

こちらは、Braveのホワイトペーパーからですが、あなたが一つのウェブサイトにアクセスすると、裏にこれだけのデータトラッキングサイトが入り込んでいます。

 

結果、最近のネットユーザーの間では、広告ブロッカーをブラウザなどにインストールするのが当たり前になっています。

こちらもBraveのホワイトペーパーからですが、広告ブロッカーのインストール数は、近年、モバイルとデスクトップの両方で急上昇しています。

 

この傾向は、特に若い世代で顕著で、10代、20代、30代が積極的に利用しています。

 

つまり、将来的にこの問題を解消しないと、インターネットの広告産業そのものが成り立たなくなる可能性があるということですね。大半のインターネットメディアは、広告事業で収益を確立していますから、これは大変な問題です。

もう一つは、ユーザーにとってのペインポイントで、実は、オンライン広告をダウンロードするためのパケット通信料は、ユーザーが負担しているというもの。

現在、Braveの試算でも、広告ブロッカーを利用していないユーザーの場合、一人あたり2,000円/月、パケット代をこのために負担しています。

裏付けとして、こちらはBraveのデータからですが、主なニュースサイトにアクセスしている時のデータで、オレンジマークの領域が、一つのコンテンツをダウンロードする際の広告データ量です。

 

こちらは、別の角度からみたもので、8つのニュースサイトのデータを比較しています。オレンジが、広告データのダウンロード量です。記事を読み込むより広告を読み込む方に手間がかかっているのが分かりますね。ひどい話です。

これらの問題を解決するために作られたのがBrave Browserです。

プロダクト分析

次に、プロダクト分析のアップデートです。

ここは変更なしです。

まず、Braveがターゲットしているのは、ウェブブラウザ市場、2020年現在で、38億人のユーザーがいる市場です。超巨大ですね。

そして、その内、50%以上のシェアを持つのがGoogleのCromeブラウザです。

ここに、Braveは、デスクトップ、スマホ、タブレット、全てで使えるBrowserを提供しています。

また、Braveは、強力な広告ブロッカーが内蔵されているので、そのおかげで、どれぐらいのデータダウンロードが節約できた蚊などの実績をトップページから見ることができます。

そして、いつものバリューカーブ分析ですね。

最大の直接競合は、Google のChromeです。Google自体、強力な広告事業を持っているからです。他のAppleのSafariやFirefoxは、広告事業を持っていないため、Braveにとっては、あまり強力なライバルとは言えないです。

Braveのバリューカーブは秀逸に設計されています。まず、Google Chromeは、Googleの広告事業を支えるために、大量の個人情報データを収集できるように作られています。

一方、Braveはこれを全面否定するため、プライバシーコントロール機能や広告ブロッカー機能が強化されています。これをユーザーが無料で使えます。

しかし、Braveは同時に、プライバシーコントロールが可能な広告システムをすでに持っており、しかも、この広告を試聴すると、ユーザーはBATトークンをインセンティブとして受け取ることができます。

この時点で、Chromeより圧倒的に優れているブラウザであることが分かりますね。

そして、後ほど、詳しく話をしますが、P2P CDN機能も最近実装しました。これも、Google Chromeは持たないので、かなり協力な差別化になると見ています。

そして、なぜ、Braveの広告システムが、個人情報を保護できるのかも、簡単に説明します。

答えは、シンプルで、あなたがダウンロードしたBraveのアプリ内でのみ個人情報を管理し、外に出さないからです。しかも、このデータは暗号化されているので、万が一あなたのスマホから盗まれても、悪用はできません。

そして、このデータの中身は、広告主もわかりません。非常によくできています。

そして、広告システムもしっかりと設計されており、広告主は、予算を投下し、ターゲティングは、全てアプリ内で自動処理することで、広告主は一切知ることなく、ユーザーは広告を視聴し、その際に、広告予算の一部を視聴報酬として受け取り、残りは、コンテンツパブリッシャーに分配されます。

 

そして、広告プロダクトのデザインもよくできており、スマホもデスクトップも基本、プッシュ通知型です。

ですから、ユーザーは、送られてきた広告が見たければクリックするし、見たくなければ無視すればいいだけです。それでいて、画面トップに出ますから、ユーザーのアテンションをしっかりと抑えることができます。とても、秀逸です。

そして、Braveが調査結果を報告しましたが、Googel AdExのCTRの7倍(Google AdExの平均が2%に対して、Brave AdExの平均は14%)の実績を出しています。素晴らしいです。

一部の人は、Braveの広告事業のユーザー獲得コストが低いのでは?など批判していますが、僕は全く問題視してません。

それは、マーケティング理論の基礎であるAIDAから分かります。

興味や欲求を抑えている広告が、Googleの検索広告、そして、実際に商品の比較購買を促すAction領域を抑えているのが、Amazonの広告です。そして、TVのCMのような感覚の広告が、Facebook広告です。Braveの広告も、facebookと同じタイプのアテンションを引くためのものです。なので、そもそも、GoogleやAmazonの広告とは競争していません。

その上で、インターネット広告事業のシェアは、GoogleとFacebookで、業界の60%近くをとっています。

その市場規模は、2020年時点で、12兆円です。実に巨大です。

今は、Braveの広告は、Facebook広告がライバルですが、僕はいずれGoogleの牙城である検索広告市場も奪えるとみており、それは、すでに、DuckDuckGoというGoogleの対抗馬となる協力なプライバシーコントロール力を持つ検索エンジンとパートナーシップを持っているからですね。

Braveが成長するほど、ユーザーは、検索エンジンは、Googleではなく、DuckDuckGoを使うようになるので、Googleの広告市場のシェアもBraveは取りに行くことができます。

そして、最後にもう一つ。

 

Braveは、2021年1月より、ウェブブラウザとして世界初のIPFS機能を統合しました。これは、以前から、僕がこの動画で、Braveに提案していたもので、この機能を持つことで、あなたは、BATトークンを稼げるようになります。どうやって?

ブラウザソフウェアは、どれも、あなたがよく行くサイトのデータをアプリ内にデータとして保存することで、すぐにデータを読み込めるキャッシュ機能というものを持ています。

しかし、あなたの近くに、同じサイトにアクセスしようとしているユーザーがいるなら、そのデータをシェアしてあげれば、読み込みスピードがもっと上がりますよね?

それを可能にするのが、IPFSです。

ですから、Braveが、将来、あなたが、このキャッシュデータを他のユーザーにシェアすることで、他のユーザーのインターネット利用を改善し、BATトークンを稼げるにしてくれることに期待しています。もちろん、Braveは強力なプライバシーコントロール機能を持っておいるので、共有したキャッシュデータが、あなたのものであると、知られることは絶対にないです。

チーム分析

次にチーム分析のアップデートです。

ここは特に変更なしです。

引き続き、創業メンバーがアクティブに関わっています。特に、Braveは、FireFoxの元CEOが中心になって作られたソフトなので、ブラウザソフトウェアとしては高い信頼があります。全く、Chromeにヒケをとりません。

チームサイズは、120名規模にきており、DAOへの取り組みを考えるとこれ以上は増やさない方がいいでしょう。

チームの実行力分析

次に、チームの実行力の評価アップデートです。

まず、ブラウザソフトの進捗です。

2021年2月時点で、月間アクティブユーザー数は、2540万。日別アクティブユーザー数は、860万に到達しており、文字通り、Dapps業界で圧倒的なNo.1です。

パブリッシャー数も、すでに100万を超えています。

そして、P2P CDNとしての可能性も、THETAやHeliumが専門ノードを伸ばしている一方で、Braveの日別アクティブユーザー860万は、これを補完すると見ており、その点からも素晴らしい進捗と言えます。

これに対抗できるのは、DENTぐらいですね。DENTもとても有望なプロジェクトです。

トークンエコノミー分析

次に、トークンエコノミーのアップデートです。

僕が作ったトークンエコノミーのデザインマトリックスでいうと、該当するのは、1.のB2B Dappsと2. P2P CDNです。

まず、BraveがDappsとして優れている点として、リワード経済について。このように、コンテンツクリエーターや、ユーザーは、それぞれ広告収益をBATで稼ぐことができます。

 

そして、証券経済については、意外に知らない人が多いのですが、BATは、ビットコインと同じ供給制限モデルで運用できています。

発行予定の総量は、1.5Bで、もうほぼ発行上限まで到達しつつあります。2020年にアフィリエイトプログラムも終了しましたから、市場供給量も減っていくので、よい感じです。

最重要のネットワーク効果です。

特に、変更はなく、プライバシーコントロールがほとんど効かないGoogle Chrome嫌いのユーザーで、BATトークンを稼げることに興味を持ったユーザーがどんどん流れてくるでしょう。

一方、DAOについて、バリューカーブ分析で話をしたように、DAO以外でかなり差別化ができているので、DAOはまだ少し先にしてもよいように思います。

 

とは言え、オープンソースのブラウザとして大きく成功しているFireFoxのチームがリードしているプロジェクトなので、DAOについても、僕は大きくは心配していません。

ハイプサイクル分析

最後に、ハイプサイクル分析のアップデートですね。

いつものガートナーのブロックチェーン産業のハイプサイクルの最新マップをベースに話をします。

該当するのは、こちらのDecentralized Webです。ブロックチェーン産業にとって、超重要ミッションの一つですが、僕が思ったより事業化に時間がかかると判断しており、あまり高い評価はできないです。

トータルスコアのアップデート

では、改めてトータルスコアのアップデートです。

まず、ペインポイントは5.0のままです。非中央集権型インターネットを実現する上で、Googleの牙城を崩すのは必須です。

プロダクトも5.0のままです。文句なしの素晴らしいプロダクトであり、IPFSもサポート開始したので、更によくなりました。

チームは、4.5のままです。創業メンバーも引き続き活躍しており、チーム人材のレベルも高いです。

チーム実行力は、4.0から4.5に上げました。IPFSのサポートもそうですし、最近、徐々に実績値の成長スピードも上がってきているので、高い実行力の裏付けと言えます。

トークンエコノミーは、5.0のままです。B2Cサービスの機能を持ちつつ、供給制限型としてもワークしているので、トークンエコノミーとしては、弾きつづき、最強モデルの一つと言えます。

ハイプサイクルは、5.0から4.5に下げました。Decentralized Webはまだ時間がかかるためです。

合計点は、28.5です。

IPFSの実装を評価、さらにネットワーク効果が徐々に強力になってきており、その点が数値にも出てきているので、スコアを少し上げました。

僕の投資基準は、25.0以上なので投資推薦は可能な銘柄です。

最後に、BATトークンは、僕がメインで使っている世界最大の仮想通貨取引所のBinanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

 

また、BraveBrowserはこちらからダウンロードできます。日本語対応済みなのですぐに使い始める事ができます。ぜひ、一度、使ってみてください。

以上、みなさんの参考になれば幸いです。

注記:最終的な投資判断は自己責任です。