なぜ、僕がBrave BrowserのBATトークンに投資するか? #3

トークンエコノミーの評価

この業界のスタートアップの広告予算を狙いにいくことで、自然とお金が入ってくるとみています。なぜなら、現時点でBraveBrowserを使うユーザー=仮想通貨に興味があるユーザーであることは明らかだからです。広告試聴に対してBATトークンをもらえるからですね。今のB2C系のブロックチェーンスタートアップが、既存の広告ソリューションの中から最も頻繁に使うのは、アフィエイトとリスティング広告だと思います。

しかし、僕のテックマーケティングの経験から言うと、アフィリエイトは大半、自社サイトで直接運営し、さらに検索広告で完全に広告予算を消化しきると言うことはまずないので、仮想通貨好きが集まるBraveには確実に広告出稿してくると見ています。BraveのAdExは、BATを買わないと打てませんから、その広告予算が、BraveのBATの買い需要になるわけです。

また、Brave側が新規ユーザーのリファラルプログラム(アフィリエイト広告)を止めると自動的に、供給制限型トークンになる点も評価が高いです。リファラルは無限に続くことはありません。一定のユーザー規模に到達したら、あとは、アフィリエイトなしで伸びていきます。BATがアフィリエイトプログラムを終了すると、自動的に、BATは一切に追加発行されない設計のトークンエコノミーになっています。ですから、ビットコインと同じ供給制限型になると言うことです。

その点からもインフレ抑止のトークンエコノミーになっているのでアセットとしてのポテンシャルが高いと言えます。

戦略

への評価

アドブロックソフトが不要なブラウザアプリというのは、それだけで製品価値があります。なぜなら、現時点で市場最大シェアのGoogle Chromeはそこはイノベーションのジレンマですぐには手がでないからです。Googleの収益の99%は広告収入です。個人情報保護にある程度厳しいルールを引いているAppleのSafarもiOS以外のユーザはまず使わないですからね。その上で、広告閲覧でBATが稼げる事も重要です。そう言う広告モデルは今まで存在していないので、ユーザーベースを拡張する上では強力な武器になります。

この戦略で、#GAFAを嫌う仮想通貨系ユーザーは、Braveを積極的に使うので、アクティブユーザー1億レベルは、十分視野に入ると思います。

なぜなら、世界のインターネット人口は、現時点で40億人であり、この全員が何かしらのウェブブラウザを使っています。彼らの古巣のFireFoxは、シェア7%強。つまり、2.8億人のユーザーベースを持っています。

広告ブロックのソフトウェアとトークンエコノミーによって、最低、このぐらいは十分狙えるとソフトウェアを持っていると言うことです。

また、将来的には、BATを使ったメディアプラットフォーム化を考えているよう。Brave Browserはあくまでユーザーコンタクトポイントの一つであり、他のコンタクトメディアも増やしていくことで、多様なAdExになることを目指しているようです。しかし、まだそれはずっとの先の話でしょう。

Chromeも、イノベーションのジレンマから広告ブロック機能は積極的に対応していない現状を踏まえると、まずは、Brave Browserを世界のブラウザランキングの上位に食い込ませることが当然の事業戦略になるでしょう。以下は、現時点でのウェブブラウザの市場シェアランキングです。

 

参照URL: https://webrage.jp/techblog/pc_browser_share/

 

チーム

の評価

Firefoxの精鋭を揃えたチームです。アドテクについては、データサイエンティストはいるもののAdExに詳しい人材がまだ足りていない印象を受けます。以下、キーとなる人物の紹介です。

Brendan Eich – CEO

FireFoxの母体であるMozillaの創業メンバーでありチーフ・アーキテクトを経てCTOをやっていた人物。JavaScriptを開発した人物でもあります。つまり、ウェブブラウザの製品とビジネスを熟知した経営者と言うこと。年齢は高めだが、CTOを中心に若いチームが組成できているので、バランスはいいと思います。

Brian R. Bondy – CTO

Mozillaの元シニアソフトウェアエンジニア。30代半ばなので、まだまだ成長余力のある人材と言えます。

Scott Locklin

機械学習の専門家で、彼が、BraveBrowserのアプリ内で走らせる広告アルゴリズムの開発者です。経歴的にも、ビックデータ解析を長年やってきています。USデービスで物理学のPh.D取得者なので、データサイエンスの肝である数学のスキルはしっかりと抑えていると言えます。

Brad Richter

デザインのヘッドです。BraveBrowserを見ると、非常に完成度の高いデザインですね。その点から彼の優秀さがわかります。

Catherine Corre

コミュニケーションのヘッドです。彼女も、元はMozillaの前身にあたるNetScapeのコミュニケーションマネージャであり、CEOのBrendanとはその頃からの仕事仲間なのでしょう。Braveは、コミュニティづくりがとても上手い印象があり、その点からも彼女の能力の高さが伺いしれます。

Luke Mulks

BDディレクターです。チーム構成を見ると、彼がアドテクの専門家ですね。直前が、OAOと言うニューヨークベースのパブリッシャー向けのアドテクサポートサービスのベンチャーでプロダクト・ディレクターをやっていた人物です。実際に、DSPやSSPなどのアドテク製品を作っていたわけではないので、このあたりの経験値のある人物が入ってくると広告ソリューションとしての可能性が確実に見えてきている証拠になるので、頼もしいと思います。

事業の進捗

2019年8月22日、最大の競合であるGoogle Chromeが、とうとうプライバシーポリシーの見直しを検討開始したようです。明らかにBraveを意識していますね。これでさらにBraveに注目があつまると思います。ニュース(原文)はこちらです。

2019年8月27日、現在、Chromeで使えるようになっているブラウザ内蔵型のETHウォレットのMetamaskに近いウォレットエクステンションを開発中とのこと。近日リリース予定とのことです。これは、僕は、MakerDAOを使ったDeFiが流行ってきている点を意識した対応と見ています。稼いだトークンを担保として預けてDAIを借りる仕組みは確実に流行ると見ているので、素晴らしい迅速な対応です。原文(英語)はこちらです。

Maker DAOについては下記にまとめています。

僕がなぜMakerDAOのトークン、MKRに投資するか?

2019年8月30日、世界第5位のウェブサイトであるWikipediaが、とうとうBraveのパブリッシャーの仲間入りをしました。これはかなり業界インパクトが大きいです。なぜなら、GoogleはWikipediaに寄付しかしていないからです。本当はリスティング広告の収益を共有すべきですが。しかし、Wikipediaはこれによって、Braveから広告収入が得られるようになるので、今までのように寄付に頼らず、自力で運営できるようになる可能性が出てきました。これはWikipediaのサステイナビリティを高める上で重要なことです。方式も、Braveのコンセプトと合致しており、ユーザーは保有しているBATをWikipediaに寄付できます。つまり、Wikipedia自身は引き続き、広告表示なしで続けて行くことができるわけです。Braveのプレス(英語)はこちらです。

2019年10月17日、Brave側からの発表で、月間アクティブユーザーが800万を超えました。着実に成長していることがわかります。

今後の課題

Youtubeなどで、Braveの広告サンプルを一般ユーザーが紹介してくれているのですが、それらの動画を見ると、広告ソリューションの経済的価値については、まだ少し課題があると見ています。

そして、事業拡大の戦略次第ですが、広告事業を世界展開するには、Googleやfacebookがそうであったように現地法人を作って、現地の広告代理店などのパートナー開拓を進めるのが一般的です。そこに対するスピード感が問われているとは思います。

Brave Browserはこちらからダウンロードできます。ぜひ、使ってみてください。ブラウザソフトウェアとしては、ChromeやFirefoxと全く同じ水準です。日本語も対応済みです。

みなさんの参考になれば幸いです!

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