Youtube動画撮影に最適な「集音マイク」の賢い選び方まとめ

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さて、前回は、僕の実際の利用経験から、ソニーのミラーレス一眼が、Youtube撮影用のみならず、インスタグラム用やトラベルブログ用などかなり汎用性高く使えることをお伝えしました。そのYoutubeなど動画撮影時に必須となる「集音マイク」について、僕が使っているのも含めて詳しく比較検討の紹介をします。

Youtubuなどの動画撮影における集音マイクの重要性

最大のポイントは、「スマホでの視聴環境の増加」です。5Gが普及することで、ますます増えるでしょう。自宅でYoutube含めた動画をみるときは、家の中ですから、周りも静かですし、パソコンやApple TVをつないだTVのスピーカーなども音量が大きいので、動画の音が聞き取りズラいということはほとんどないのですが、移動中などスマホで視聴する場合は、全然異なります。多くの場合、外で視聴することが多いわけです。そうなると交通の騒音や周囲の会話など雑音だらけの環境でユーザーは動画をみることになります。イヤホンをしていても、家の中に比べるとやはり入ってくる雑音は多いです。そういうときに、撮影した動画の集音レベルが低いと、それだけでユーザーは逃げます。仕方ですよね。動画なので、何を言っているのかわからないのですから。

もちろんミラーレス一眼にも、内臓の集音マイクがありますが、専用の集音マイクに比べると音を拾う力が低く、周囲の雑音などもすぐに拾い上げてしまうので、話し手の声だけをキレイに拾うことはあまり期待できません。その問題を解決してくれるのが、専用の集音マイクです。

集音マイクの基本3択

集音マイクは、大きく3つの選択肢があります。

ピンマイク含めた身体装着型

よくYoutubeなどでゲーム実況しているストリーマーが使っているヘッドフォンにマイクが付属しているパターンですね。下記のタイプのものです。

 

このタイプは、集音性はとても高いです。当然と言えば当然ですが、口元にマイクがあるからです。ただし、この場合は、椅子の上に座るなど、動きが全くない環境での撮影向きになります。動画のポイントでいうと、正直、ゲーム実況ぐらいでしか使えないパターンです。なぜなら、実況そのものに「動き」がないからですね。僕は、お笑いが好きで昔から独学で研究してますが、お笑いが面白いのは、一つは「動き」があるからです。動画ならではのポイントです。ゲームの場合は、「ゲーム内のキャラクターなどの動き」があるから、実況者が動かなくても視聴者は満足するのです。そこはよく理解しておいた方がよいです。動きのない動画を撮るぐらいであれば、そのままそのコンテンツをブログにした方が、検索エンジンが拾いやすいので収益性は高いです。

つまり、実況者が動きをつけて動画を撮影する場合の集音マイクですと、下記のようなピンマイクの選択肢があります。iPhoneなどに差し込んでiPhoneのボイスレコーダーを使って録音します。僕も経営者をやっていた際に、1,000人以上の前でプレゼンや、パネルディスカッションのパネラーとして参加した際に、以下のようなピンマイクを使いました。

 

しかし、家電量販店の専門スタッフとも色々と議論してわかったのですが、今のピンマイクの集音の品質は、現時点では正直、次に紹介する「ショットガン型」に比べると劣ります欠点の一つは、すごく細かい息遣いや、ピンマイクが衣服に触れた時の音なども拾ってしまうことです。マイクの近くにあるのでしようがないですね。しかし、動画を観ている側からすると、この音はストレスになります。消すこともできるのですが、専用のソフトも必要になるので、正直、テンポよくYoutube動画を作って行きたい人にはおすすめできません。いずれはそのような問題をクリアしたピンマイクも出てくるかもしれないのですが、現状は技術的に厳しいということですね。

また、もう1点の欠点は、編集の手間です。ピンマイクで動画撮影する場合は、映像の録画と音声の録画は別々になります。ミラーレス一眼はあくまで映像専用の撮影になり、ピンマイクでの録音も平行で行う。そして、あとで、この二つのファイルをiMovieなどで合わせることになります。映像型の口の動き方や展開の進捗などを観ながら音声を合わせていくので、けっこう手間のかかる作業になります。

そして、紹介する3つの中で唯一メリットになるのは、「価格が安い」ことですね。数千円で手に入るものが多いです。マイク付きヘッドフォンの場合は、ほとんどがマイクの値段ではなくて、ヘッドフォンの値段になりますが、僕が使っているBeatsのマイク付きヘッドフォンですと、30,000円ほどになります。この場合は、マイクよりは、ヘッドフォンの品質の良さがポイントです。

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ショットガンマイク型

ミラーレス一眼の上に備え付けるタイプのものです。ガンマイクというぐらいあって、ピストルの先のようにまっすぐにのびた形状になっています。最大の特徴は、カメラのレンズが捉えている正面の音声をていねいに拾うことができることです。また、汎用性が高く、屋内でも屋外でも重宝します。僕は、このガンマイクを使っているのですが、僕の動画は、いわゆる「プレゼンスタイル」なので、このガンマイクと相性がとても良いのです。カメラの正面に僕が立って、プレゼンスするからですね。

また、ミラーレス一眼の内臓マイクとは圧倒的にグレードアップされており、ノイズキャンセルの性能が高いため、室内のエアコンの音などは完全にシャットアウトしてくれます。

そして、もう一つガンマイクにした理由は、自然や花火など、屋外での動画撮影用です。ガンマイクの集音性はとても高く、花火の音や、森の中での小鳥の鳴き声などとても丁寧に拾ってくれます。インスタグラム用も含めてこういう動画も撮りたいのです。さきほどの、マイク付きヘッドフォンやピンマイクでは当然これの用途には不向きというか不可能です。

その汎用性の高さが、このガンマイクのよさの一つです。単価は、安いものであれば、数千円代から手に入りますが、僕は色々と比較検討した結果、こちらのソニーのミラーレス一眼の全てのシリーズに対応している純正のガンマイクにしました。

理由は、初めての購入だったので「安物買いの銭失い」をしたくなかったからですね。純正であれば、きちんと対応機種でテストもしてくれており、専用に開発されていますから、間違いなくパフォーマンスを発揮することができます。他メーカーの場合は、場合によっては、機能はしても相性が悪いケースもあるため、リスクが高いのですね。単3電池で動きます。電池に関わる細かい話でいうと、ケーブルをミラーレス一眼につないでおけば、電池切れが近づいているアラートのアイコンがディスプレイに表示されるようになっています。なので、長時間撮影の前などの電池入れ替え忘れで、音声が全く収録されていないという悲しい結果を未然に防いでくれます。他社製のマイクの場合は、これが実現できているかは、メーカー次第なので不明です。2万円程度の製品で、とても満足しています。

ツーウェイ型マイク

最後が、このツーウェイ型です。集音マイクとしては、最高の品質を誇ります。この二つの突起物を使って、集音することができるのが最大の強みです。この形状をとることで、360度、壁にあたって跳ね返ってくる音や、共鳴による反響なども、精密に録音することができます。値段も、3つの中で一番高いですね。3万から5万以上するのが一般的です。

一番重宝する使い道は、楽器の演奏録音です。映像として楽器の演奏シーンをとるだけでなく、音もしっかりと品質高く抑えたい場合、ガンマイクでは力不足になります。この二層マイクを平行で使うことで、音の品質も格段に上がります。二層マイクは、色々なチューニング機能もついており、まさに、本来なら、収録スタジオでとるような歌や演奏の録音を携帯マイクで実現することを目的に作られています。

カメラスタンドに取り付けられる口もついているため、ミラーレス一眼のカメラスタンドとは別に、集音マイク用にスタンドをたて、角度や方向を調整しながら録音するものが多いです。音声ファイルは、もちろん、映像ファイルとは別で出来上がってくるので、後ほど、iMovieなどで連動させる作業は必要になります。

上で紹介しているソニーの純正のものはカメラに取り付けられるようになっており、音声もケーブルをカメラと接続することで映像とセットで録音することができます。これはむしろこのタイプのマイクとしては珍しい方ですね。大半、別のものが多いです。

楽曲コンテンツを中心に動画チャネルを運営したいと考えている人にとっては、十分に検討価値のある一品です。

以上になります。

それぞれ、撮影する動画の内容によって、相性の良い集音マイクがあるということが理解していただけたと思います。スタートラインとしては、購入するミラーレス一眼を決めたら、一旦は、手堅く純正の集音マイクや動作検証済みであることが証明されている製品からスタートして、知識を身につけながら、より目的にあった集音マイクを手に入れていくことをオススメします。

みなさんの参考になれば幸いです!

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