僕のDash(ダッシュ)、DASHの投資評価についてまとめ

僕のDash(ダッシュ)、DASHは投資していないのですが、その評価についてまとめましたので参考にしてください。

Dashとは?

ビットコインのコアを参考に作られた仮想通貨。2014年1月から運用が開始されている。最大の特徴は、世界初のDAOモデルに全オペレーションを構築した仮想通貨である点。ビットコインとの違いは、同じPoWのモデルで動くが、ビットコインのSHA-256のハッシュ関数ではなく、11種類のハッシュ関数 (blake、bmw、groestl、jh、keccak、skein、luffa、cubehash、shavite、simd、echo) をつなげて1つのハッシュ値を計算するため、よりネットワークの堅牢性を高めようとしている。また、ビットコインの確定処理時間の10分に対して、こちらも2.5分に短縮している。

また、もう一つの特徴点は、マスターノードに対する報酬制度を採用している点である。このコンセプトは、CosmosのPoSベースのバリデーターネットワークに近い。マスターノードになるには、一定レベルのDASHのデポジットが必要となり、また、ノードとしての稼働要件に一定の基準が課される。したがって、誰でもなれる訳ではない。この要件を満たすマスターノードは、DASHのブロック更新時にマイナーとは別に報酬を受け取ることができるルールになっている。

DASHの開発コミュニティや運営母体の財団は分散化が進んでいる。DAOである特徴はまさにここであり、Dashの創始者・Evan Duffieldは、自身が保有しているDASHは、2014年12月時点ですべて売却しており、かつ、開発者の立場は退き、現在はアドバイザリーとして関わっている。また、DASHの財団は、ブロック更新の度に報酬を受け取ることができる。シェア配分は、更新に成功したマイナーが45%、マスターノードが45%、そしてDAS H財団が10%である。財団側はこの10%をDASH普及のための活動資金に当てており、その予算配分は、財団内で普及活動に従事する担当者が定期的に予算の使途を明記した実行計画を提案し、マスターノードの承認が得られた場合に実行可能となる。

デジタルゴールドには代替は不要である

これは、僕のポートフォリオ戦略からの抜粋です。


この中心にある「デジタルゴールド」としてのビットコインの存在が、ブロックチェーン産業を育てる上で鍵なのですね。ビットコインが、既存の金融市場の中で、投資先として地位を高めていくほど、そこに流入した資金をテコに右側の様々なブロックチェーンプロジェクトに資金が流れ、産業として成長していきます。

しかし、ここにゴールドに対する、シルバーやプラチナなどのような存在が必要でしょうか?僕の答えは「No」です。なぜか?僕らの経済システムの中におけるゴールドをはじめとするレアメタル(希少金属)とこのソフトウェアの世界におけるビットコインと同タイプの暗号通貨の実用性面の性質が全く異なるからです。

レアメタルは、確かに「有事の金」に代表されるように株式や再建の調子が悪いとき、国際政治経済が混乱しているときの資産逃避先としてよく注目されます。しかし、それより前に理解しておくべきことは、そもそもレアメタルには実体経済における「実需」が大量にあるのです。代表的なものは、スマホやパソコンの製造ですね。ゴールド、プラチナ、パラジウムなど様々なレアメタルが利用されています。つまり、「実用性」があると言うことです。一時期、ゴールドやプラチナの価格が上がってしまった結果、代替のパラジウムなどの需要が偏った結果、パラジウムの価格が高騰したことがあります。ここがポイントです。

デジタルゴールドとしてのビットコインには、実用性があります。完全なるP2Pネットワークで出来上がっているので、国家経済が破綻してもビットコインのネットワークが破綻することがない。そして、国家経済の発行する法定通貨が未来永劫インフレである一方で、供給制限があるが故、相対的に資産価値が上がるように設計されています。

詳しくはこちらをご覧ください。

なぜ、ビットコインは「通貨」ではなく「デジタルゴールド」と呼ばれるようになったか? #1

これがデジタルゴールドとしてのビットコインの価値なのであれば、一つあれば十分ですよね。なぜ、2つも3つも、似たような存在がそれ以上に必要なのか? 説得力のある理由が見当たりません。

すでに、ビットコインには機関投資家の資金が入り初めており、Bakktのような機関投資家向け専用の取引所の準備が進められており、ETFなどの金融商品開発の検討も進んでいる。これだけこの市場の突破口を開いているビットコインに、なぜ、同じ役割を担うNo.2やNo.3の存在が必要なのか?と言うことです。

他に実用性がなければならない。ソフトウェアとしての実用性であってもよいです。Dashの場合、それは何なのか?

Dashは、バリューポジショニングが確立できていないのが最大の課題

バリューポジショニンというのは、市場における立ち位置の確保です。例えば、僕が投資しているBrave Browserであれば、既存のウェブブラウザソフトウェアと完全なる差別化を実現しています。下記は、BraveBrowserのバリューポジショニングです。特にメインの競合となるGoogleとの差別化は、かなり明確です。こういうプロダクトはモメンタムが形成されます。GAFAのCloudに対抗しているイサーリウムも同じです。


詳しくは知りたい方は、こちらを参考にしてください。

なぜ、僕がBrave BrowserのBATトークンに投資するか? #1

ですから、このポジショニング自体が、ユーザーに支持されるものである必要があります。それはユーザーのペインポイントを解決していると同じことを意味します。ペインポイントの考え方について理解を深めたい人は、こちらを参考にしてください。

アルトコイン投資戦略のポイントについてのまとめ

それらの点を踏まえて、Dashのソフトウェアの本質的価値は、DAO形態で初めて運用モデルを構築仕切った仮想通貨である点と言えます。ですから、オープンソースソフトウェアとしてのガバナンスの分散化も進んでいますがから、その上のでソフトウェア価値と持続性はしっかりと存在します。しかし、課題は、現在の我々の生活にどう当てはめるか?です。そう、何のペインポイントを解決しようとしているのか?

ビットコインが確立したデジタルゴールドの地位を手に入れるハードルは正直、不可能に近いレベルと言えます。決済性を指向しているようであれば、1つの地域通貨として生き残っていくことは可能ですが、その点を踏まえた時価総額評価からすると、この記事を書いている段階でのDashの時価総額1,000億円というのは、本質的価値からかなり乖離していると言わざるをえません。地域通貨としての価値を証明する場合は、当然、加盟店網があり、それを決済として好んで使うユーザーベースを構築しなければなりません。ジャック・ドージーが率いるSquareが、ライトニングネットワークを使いビットコイン決済をSquareの加盟店に入れ、かつSquare Cashでユーザーが電子マネーのようにチャージして加盟店で使える世界を実現しようとしているわけですが、そのような動きが必要であるということです。そして、その規模が時価総額に比例します。

また、COSMOSと同じポジショニングを狙うのも時期が遅すぎると言わざるを得ないでしょう。Blockchain Interoperablityの市場は、COSMOSとPolkadotの二強体制で進んでおり、モメンタムもその方向性で形成されつつあります。

世界初としてのDAOをどう実態経済に当てはめることができるかが生き残りの鍵

というのが、僕のDashに対する評価です。なんども繰り返しますが、ダークネットでの利用などではなく実態社会で健全的な形でかつ我々の生活を何かしらよくする貢献ができなければ、どんなソフトウェアも生き残ることはできません。

以上のような側面を踏まえ、今のDASHは、僕は割高だと評価しています。また、冒頭に触れた僕のポートフォリオ戦略についてはこちらにまとめています。参考にしてください。

僕の仮想通貨(暗号資産・トークン)投資のポートフォリオ戦略の基本的な考え方についてまとめ #1

以上です。みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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