僕がDENT ExchangeのトークンDENTになぜ投資するか? #1

 

僕のChain X Fundにポートフォリオに組み入れている、国際ローミングのC2C売買を提供するプラットフォームであるDENT Exchange、このトークンであるDENTについて、この投資理由についてまとめましたので、検討中の方は参考にしてください。

僕の運用するChain X Fundのポートフォリオ戦略については、こちらにまとめています。今日の話は、まずはこのポートフォリオ戦略を理解してからの方がより深く理解できると思います。

僕の仮想通貨(暗号資産・トークン)投資のポートフォリオ戦略の基本的な考え方についてまとめ #1

まず、僕のスタートアップ評価の原則は、「チーム、プロダクト戦略、テクノロジー」の3つです。そこに加えて、ブロックチェーンベンチャーの最大の醍醐味とも言える「トークンエコノミー」の評価を組み入れ、常に4つを評価して、最終的な投資判断をしています。投資先の事業は当然、このブログやTwitterなどのSNSなど通じて、彼らのマーケティング支援をすることで、彼らの成長に貢献します。そのような視点で、この記事を読んでもらえればと思います。

また、Brave Browserは、上のブログにおける僕のポートフォリオ戦略の4つのレイヤーのうち、「1.サービス(アプリ)」に該当します。

 

 

DENTが取り組んでいる通信業界の問題

DENTは、世界で急増しているモバイルユーザーが、世界のどこでも安いモバイル通信を利用できる市場を作りだすことを目指しています。その背景としては、まず、世界で急増している旅行者の数にあります。以下は、国連のWorld Tuarisim Organizationが毎年発表している国際旅行者数の合計です。

URL: https://ourworldindata.org/tourism

2000年に4億人程度だったのが、2018年時点で14億人を超えており、この上昇カーブの角度はさらに上がっているのがグラフのトレンドからもわかります。特にヨーロッパの旅行者の成長が著しいことわかります。この点は、のちほど触れるので覚えておいてください。要因としてまずあげられることは、国際線LLCなど、格安航空券が登場し、海外旅行費がこの10年で大きく下がっている点と、Airbnbが作り上げた民泊市場が世界的に普及したことで、滞在費用が、一気に下がったことです。国際旅行のコストダウンというですね。さらに、中国やインドなど人口が多い新興国が経済発展を遂げて豊かになったことで、さらに旅行者が増えています。戦後、貧しかった日本が高度成長後に急に海外旅行に行きだしたことと同じです。

しかし、このコストダウンに全く貢献できていない未解決の市場がまだ残されています。そう「海外ローミング」市場です。日本のモバイルキャリアの通信網は、国内に設置されているインフラですから、海外で利用することは当然できません。だから、現地では現地のキャリアを利用する必要がある。しかし、契約手続きなど当然現地語になりますから、一般の人はそんなものはまず利用しません。とはいえ、国内キャリアが指定する現地の海外ローミングを利用すると、通信費用が恐ろしく高くなってしまいます。滞在期間中に使っていると、場合によって航空運賃ぐらいのコストがかかっています。そこで、多くの人は、グローバルWifiなど、海外Wifiサービスを利用する人が多いと思います。

ただ、この海外Wifiサービスでも高いのですね。僕もなんども利用したことがあります。例えば、以前、ヨーロッパを1ヶ月ほど旅行したときに海外Wifiサービスを利用しましたが、そのときの価格は約5万円でした。これで1日の使用制限は600MBです。同じレベルで国内の格安SIMと契約したら、通話料が入っても大体4,000円程度です。つまり、ローカル市場の料金体系と比較して12.5倍もの価格差が発生しているわけです。これは、消費者からしたら巨大なペインポイントですね。

この原因となっているのは、当然、海外Wifiサービスに代表されるような中間業者が間に入っているため、彼らに手数料を払う必要性が発生している点もさることながら、現地キャリアとの接続環境の設定などでも色々と複雑スキームが残っているため、非常に高コストな仕組みになってしまっているのです。

そして、もう一つ大きな問題が、「パケット通信契約の未使用問題」です。例えば、毎月5GBの利用上限設定でキャリア側と契約している場合、その月3GBしか利用していないということとかけっこうありますよね、残った2GBはどうなるか?ほぼ全てのモバイルキャリアは、翌月までの持ち越しは可能です。また、最近、格安SIMキャリアでは、友人にあげることもできるようになっています。しかし、それでも、使われないまま有効期限を迎えているデータ契約が相当数とあると考えられます。

CISCO社の最近調査によれば、世界のモバイルデータ通信料は、2016年12月時点で、昨年同月比で、63%増の7.2億GBとなっており、DENTは、そのうちの 月額5,000億円の全く使われいないモバイルデータ通信があると試算しています。その試算の背景は、Parks Associates社の調査によれば、世界のモバイルオペレーターの収益は、2015年で、約40兆円($3860億ドル)となっており、月額に直すと、約3兆3千億円の規模になります。このうち、その15%が未使用の状態のまま有効期限が切れていると仮定すると、5000億円/月ということである。つまり、年額6兆円の市場が眠っているわけですね。巨大です。そして、歴史的にみて、このように不当な利益というものが野放しにされることはありません。必ず、健全化していく流れが起きる。彼らはその流れを読んで動いているわけですね。

しかも、インターネットの利用者はどんどん増加しています。


インターネット利用者が増加するほど、モバイル環境からのインターネット利用も比例して増えますから、この6兆円の「アンロック」可能な市場の規模も更に増加していくわけです

彼ら、海外ローミングが非常に割高である背景を以下のように整理しています。

  • ローカル市場での販売コストVS国際間小売価格。
  • 既存の各モバイルオペーレーター間のローミングに関する合意が、非常に複雑になっている。
  • ローカルのオペーレーターに対して、それを利用したいユーザーが請求するシステムがない
  • 全体のトラフィックの最適化に改善の余地がある。例えば、ローカルコンテンツのキャッシングなど。
  • 海外から入ってくるローミングユーザーに対して、なぜか、ローカルオペーレーターがマーケティングする機会が避けられてきた
  • LBOを実行する際に、GSMAの音声とSMSサービスに顧客がアクセスすることができない。
  • 1回目のネットワーク接続の際に、LBOのために顧客は手動でオペーレーターを選ばなくてはならない。ただ、ホームオペーレーターがあらかじめてどのネットワークに接続するかをすでに決めている場合にはこの手間はかからない。

そして、DENTは、これらの問題を解決するため、以下のような要件を満たすプラットフォームを提供することを目指しています。

  • データ利用の料金体系は、DENTのマーケットプレイスを通じてローカルレベルまで落とす。
  • 複雑なローミング用のアグリーメントは一切不要にする。
  • 請求に関する合意はすでにDENTユーザーとDENTプラットフォーム間で合意されている。だから、全てのモバイルオペーレーターは、参加次第、すぐにこれを使うことができる。
  • DENTコミュニティのすべての顧客は、全てDENTモバイルアップを持っている。だから、モバイルオペーレーターは古いSMSのスタイルで顧客とやりとりする必要はない。
  • IPサービスと共に、WhatsAppやSkype、もしくはDENTが自前で提供する音声通話サービスも提供可能であり、加えて、DENTは、ルーティングスイッチサービスも顧客が常に使えるようにする。
  • DENTモバイルアプリは、LBOを使って、ユーザーにとって最適なローカルモバイルオペーレーターへのアクセスを可能にする。
  • これ以外にも、自前のMVNOや、その他の革新的なサービスプロバイダーと提携することによって、ローミング市場を改革していく上での様々な機会が得られるだろう。

DENT Exchangeのテクノロジー

彼らのコアのテクノロジーは、C2C間でのデータ通信パックの売買を可能にするDENT Exchangeにあります。


各ユーザーは、海外旅行時に、現地のローカルモバイルキャリアと直接契約の作業をする必要が全くなく、DENT Exchangeを通じて簡単に現地の安いモバイルキャリアのデータパックを現地の別のユーザーから購入することができます。この契約は、DENTのトークンと紐づいており、DENTトークンがイーサリウム上で動いていますから、スマートコントラクトと連動して、利用条件に基づき、権利移転が行われます。各通信会社もユーザーと直接やりとりする必要はなく、DENT Exchangeを通じて行います。

データの売買時の交換媒体は、DENTトークンになりますから、上の図にあるように、DENTはアプリ上で、いわゆる一般的な取引所と同じように売買注文システムやチャート分析、キャリア別のポートフォリオ管理ができる機能も持っています。当然、取引所ですから、ユーザー規模に応じて必要十分な流動性を確保するためのマーケットメーカーの機能も提供します。

また、DENTのiphoneやAndroidの公式アプリはこちらからダウンロードできます。すごくシンプルなアプリなので、ぜひ、使ってみてください。会員登録するだけで、500DENTもらうことができます。

 

つづく。

僕がDENTになぜ投資するか? #2

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