僕のBitcoin Cash (ビットコインキャッシュ)- BCHへの評価について

僕は、Bitcoin Cashには全く投資していないのですが、その理由についてまとめておきます。参考にしてください。

Bitcoin Cashとは

From Wikipedia – ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash、ティッカーシンボル:BCH)は暗号通貨「ビットコイン」のハードフォーク。2017年8月1日に誕生した。2017年7月20日、「ビットコイン改善提案(BIP)91」(通称Segregated Witness)がアクティベートした。ビットコインコミュニティの一部のメンバーはブロックサイズの上限を上げずに「BIP91」を採用することは単に問題に直面することを先送りしただけであり、BIP91に賛成した人々はビットコインを取引通貨よりもデジタル投資として扱うことを望んでいると感じた。

ハードフォーク計画は最初にASICマイニングハードウェアメーカーのBitmainから発表され、その後開発者がプロジェクトへの関心を寄せた[9]。ビットコインキャッシュのプロジェクトは元々はBIP148 (UASF)が成功した場合にBitmainが実行する「コンティンジェンシー・プラン」と呼ばれた。ビットコインキャッシュの名称は元々は中国のマイニングプールの「ViaBTC」が提案した。

そう、業界関係者で、決済利用としての仮想通貨を望んだ人々がビットコインからハードフォークし、ビットコインキャッシュを生み出したのですね。

パブリックブロックチェーンで決済にフォーカスしたのは大きな過ち

まず、ここです。Orbで、PoSベースの新たなパブリックブロックチェーンBaaSであるOrb1を開発し、VISAのカード決済システムに代表される電子決済市場のシステム要件を全て知る僕の評価としては、そもそもパブリックブロックチェーンでいきなり決済市場を狙いに行ったことは、大きな過ちであるということです。

世界でも最高峰のブロックチェーンソフトウェアであるCOSMOSのTindermint、これが、PoSベースで、Orb1の後にリリースしたOrb DLT同様パーミッション型ブロックチェーンで処理できる能力が下のグラフの通りです。

tendermint_throughput_blocksize

64 vals(ノード数)で、秒間4,000件近く処理することができます。この性能を持ってしても、決済市場に適用するのは、まだ難易度の高い話なのです。VISAのクレジットカードネットワークの秒間あたりの平均処理件数が5,000件ですからね。ビットコインキャッシュは、処理件数を引き上げるため、ブロックサイズを拡張した(その分、マイナーの寡占化がビットコインより起きやすい)とはいえ、ブロックサイズをビットコインが上限に置いている1MBより高い、8MBに引き上げて24件/秒、32MBに引き上げて100件/秒程度になるので、とてもではないが、PoSでパーミッション型のTindermintの処理件数には遠く及びません。ブロックサイズを極端にあげすぎると、生き残れるマイナーの数が極端に減ってしまうため、非中央集権的なインフラになることができません。不特定多数がマイナーに参加可能なPoWのモデルでは、残念ながら、既存の決済ネットワークに代替しうるテクノロジーにはならないのです。それが上、現実的なアイデアではありません。

COSMOSのATOMについては、こちらにまとめています。

僕がなぜCOSMOS(コスモス)のATOM(アトム)トークンに投資するのか? #1

結論としてBitcoin Cashのポジショニングは、Bitcoinと同じデジタルゴールドの評価になる

ですから、僕の下記のポートフォリオ戦略においては、BCHは、BTCと同じ「デジタルゴールド」の扱いになります。


そして、デジタルゴールドとしてのポジショニング評価すると、当然、ビットコインには圧倒的に劣る訳です。ビットコインは、すでに完全にデジタルゴールドとして、市場でのポジショニングを確立しており、機関投資家が直接保有を検討するほどの扱いになっており、Bakktに代表されるよう機関投資家向けの取引所でも上場が準備され、さらに、ETFに代表されるよう、機関投資家向けの金融商品の開発も進んでいる。なので、価格上昇力のポテンシャルにおいて、ビットコインの方が圧倒的に上かつ先行している状態なのです。

最近、バイナンスのコピーモデルで、BCHをBNBのように使う仮想通貨取引所を開始したが、タイミングが遅過ぎる。

最近、BCHの支持者であり、大口投資家のロジャー・バーが、BCHをバイナンスのBNBのように使って、仮想通貨取引所を開始するニュースが出ましたが、正直、ときすでに遅しというのが僕の評価です

僕のバイナンスのBNB投資の動画でもお話したように、取引所事業は、この業界では大規模な流動性を供給してくれ、かつ、世界中のあらゆるトークンの売買が可能になっている取引所が、世界に1つか二つあることこそ、ユーザーの利便性を確保する上で、重要なので、今更、BCHベースの取引所をスタートされても、ユーザー的には不便なだけなのですね。詳しくはこちらです。

彼らが、この動きをとってきた背景は、Libraの存在が大きいでしょう。もはや決済では全くLibraには歯が立たないとみて、元々ビットコインキャッシュの陣営が否定していたアセットフォーカスの方にピボットをふみ、取り合えず上手く行っているモデルを採用しようということで、バイナンスのBNBモデルを真似たとみていますが、タイミングが遅すぎます。

Libraについては、こちらにまとめています。

【シリーズ】リブラとは? – Libraの優れたバリデーター戦略について #1

資産数千億をもつと言われるロジャーバーが定期的に資金注入してテコ入れするだろうがいつまで持つか。

BCHは、ビットコインの黎明期の投資家であり、それによって資産数千億は手に入れたと言われているロジャー・バーが支援しているので、ビットコインの価格上昇力に負けないよう、彼が定期的に大口の買いを入れて、価格上昇を促すとは思います。しかし、片や、何十兆円という資金を動かす機関投資家の資金流入が着々と進みつつあるビットコインに対して、彼一人の資金力だけで太刀打ちできることはまずありません。ですから、僕は常に長期投資のスタンスなので、その点からすると、やはり、BCHには投資するという判断は下せないのですね。

ということは、Bitcoinから、ハードフォークした(枝分かれした)その他の仮想通貨についても、僕の答えは同じと言うことです。

みなさんの参考になれば幸いです!

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