アルトコイン投資=テックスタートアップ投資の進化版であることを知るべし。1社の投資で成功するために最低1000社は倒産する。

アルトコイン投資の本質を理解していない人が余りにも多いので、基本の考え方を伝えます。

テックスタートアップ投資とは?

アメリカのシリコンバレーのその源流を置く、ベンチャー投資のモデルです。以下は、このブログに登場するベンチャー投資の基本的なモデル図です。

Seed段階のベンチャーは、まだプロトタイプレベルのプロダクトしか持っておらず、チームのサイズは創業時期で多くて3名。シード段階の多くはそこから増えても、せいぜい10-15名ぐらいです。創業時点では、アイデアとチームしかないケースもあります。例えば、Googleの場合、創業者は、ラリー・ページとセルゲイ・ブリンの二人のみ。二人がスタンフォード大学のコンピューターサイエンスの修士課程の時期に意気投合し、発明したページの検索エンジンの大元になる「ページ・ランク」がアイデアでした。世話になっていた大学院の教授に、Oracleに約1兆円で買収されたサンマイクロシステムズの共同創業者の一人で、当時、エンジェル投資家になっていたアンディ・ベクトルシャイムにプレゼンし、1,000万の小切手をその場でもらったのが、初の出資獲得です。その後、本格的にスタートアップとして立ち上げるために、投資家周りをはじめ、同じくエンジェル投資家のロン・コンウェイにプレゼンし、彼から1億円の出資をしてもらいました。このタイミングは、上の図でいうシード投資の段階です。その後、Googleは、次のSeriesAで、セコイアキャピタルのマイクモリッツとKPCBのジョン・ドーアという当時のシリコンバレーのVC業界で、トップ1と2と言われていたベンチャーキャピタリストから約25億円の出資をしてもらい、ジョン・ドーアが、のちのGoogleのCEOとなるエリック・シュミットを連れてきて、Googleは一気に急速な成長期に入っていきます。

この後、このロン・コンウェイの投資逸話が、スタートアップ投資の本質をついており、彼がGoogleと同時期に出資したスタートアップ1,000社はほぼ全て倒産し、唯一生き残ったGoogleが特大ホームランになったことで、ロン・コンウェイは当時はエンジェルの中でも超スーパースタークラスの「スーパーエンジェル」として扱われるようになったのですね。彼がGoogleに投資したときの時価総額は、20億円程度です。今の時価総額は? Googleファイナンスでみてみてください。この事実を仮想通貨に投資している人は知る必要がある。

一般論として、シリコンバレーでは、1,000社立ち上がったベンチャーのうち1社がM&A、10,000社立ち上がったベンチャーのうち1社がIPOすればよいと言われている世界です。日本より上場基準が圧倒的に厳しいアメリカでは、IPOは基本ユニコーンベンチャーが狙うものなので、最低でも時価総額が1,000億円超えで上場できるスタートアップに限られています。その分、M&Aが多く発生します。成功した投資案件のうち、99%がM&A、IPOが1%というのが一般的です。

ですから、ベンチャーキャピタルの中では、上の図におけるSeriesBやSeriesC以降などレイターステージの投資しかやらないVCもたくさんいます。SeedやSeriesAの方が、レイターステージよりもリスクが高いからです。多産多死ということです。ですからその分、投資するスタートアップの数も多くなります。

僕やみなさんが投資している仮想通貨の世界はこれと全く同じ世界です。ICO案件に直接投資する場合は、シード段階のベンチャーに投資するのとほぼ同じ難易度になります。チームとアイデアしかない状態のものがほとんどだからですね。僕は、ICOはテックスタートアップの資金調達手段としてはSeriesA段階以降で使うのが的確と考えていますが、起業家の連中の中には、いい加減な奴も山ほどいますから、そういう連中は、そのような礼儀作法は無視してICOをやってくることも多いにあります。つまり、起業家やスタートアップ評価のフィルター能力が低い人が投資して勝てるような世界ではないです。僕のように、「0から1」を作ったことがある起業家兼投資家だから、見えてくる世界です。

その上で、スタートアップ投資の進化版と僕が言っている理由が二つあります。

進化版たる所以①:グローバルな投資市場

ベンチャー投資というのは、大半、地域別に分散しています。たとえば、先ほどあげたセコイヤやKPCB、北米のVCなので基本、北米企業にしか投資せず、また、海外支店も持っていますが、中国やインドなど、巨大な人口をもつ市場にしか投資しません。世界を狙えるサービスしかベンチャー投資でのリターンが得られないことをわかっているからですね。先ほど、Googleの話ということです。特大ホームランを当てに行かないとベンチャー投資では勝てないからです。だからシリコンバレーのVCは日本市場に入って来ないのですよ。人口も減っているし、政治経済もガタガタなので、こういう未来のない市場には彼らは来ません。まあ、そこを理解していない日本人が余りにも多いのですが。。。僕は、ブロックチェーン産業で2014-2017年の間は、日本を世界で最高の市場に育て上げましたが、もう無理です。あきらめた方が良い。もうチャンスはない。

一方、仮想通貨の市場はどうか?完全にボーダーレスです。しかも、それが一般個人にまで解放されています。世界中のスタートアップに自由に投資することができる。もちろん、自由に投資できるかどうかは自分次第です。まず、バイナンスなどにアカウントが開けなければスタートラインにも立てません。しかし、これは革命的なことです。

進化版たる所以②:トークエコノミーの登場

もう一つ進化版たる所以は、トークンエコノミー の存在です。僕が、このブログやYoutubeをスタートしようと考えた理由の一つは、それぞれの仮想通貨銘柄について「投資判断情報」を提供している連中の情報の質が、どうしようもないぐらい低いものであることが分かったからです。実に内容が劣悪なものばかりです。先に述べたように、グローバルのテックスタートアップ投資が一般個人にまで解放されている世界なのにもかかわわず、これを参考に投資判断し、金を吸い取られているわけです。たまったものではない。つまり、巨大なペインポイントなわけです。目の前で見ている仮想通貨の銘柄が、この業界のGoogleになるかもしれない。しかし、その判断がつかない。

だから、僕はその「目利き」情報を提供することにしました。「ある仕掛け」を実現するために。と、その目利き情報の一つが、「トークンエコノミー」です。トークンとは、それまでの電子マネー、株式、債権、アフィリエイトの概念が融合した存在です。なので、相当、頭がよくないとどのようなトークンエコノミー が、スケールするのかわからないということ。しかし、これこそがこのブロックチェーン市場の成長の原動力なのです。そこもまた、多くの人が理解していないこと。

だから、僕のブログやYoutubeでは、僕の投資銘柄の紹介をする際に、このトークンエコノミー の領域に、多くかつ深くの時間を割いているのです。

なので、結論から言えることは、起業したことない、VCでもシリコンバレーのような強烈なグローバル競争の中で優れた投資実績を持っていない人は、このトークンエコノミー を使って事業を立ち上げてくるブロックチェーンスタートアップの投資評価はまともにできないと見ています。ましてや、上場企業の投資分析しかやったことがない株式アナリストなどでは全く歯が立たないでしょう。

つまり、全く新しいタイプの「投資家」 ないしは「アナリスト」がこの業界で誕生しようとしているということです。たとえば、それはインターネットが登場する前は、ウェブマーケッターという職業が存在しなかったことと同じです。新産業には、新しい職業が生まれる。逆に、昔は、日本にも炭鉱で働く労働者がいましたが、今はゼロである、というのはその逆のパターンということです。

新しい時代に適応できるかどうかはあなた次第です。

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

 

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