僕のSteemit(スティーミット)のトークン Steemの投資評価についてまとめ #2

こちらの内容はYouTubeにもまとめています。日本語字幕付きです。合わせて参考にしてください。 トークンエコノミー が複雑かつユーザーにとってフレンドリーではない つづいて、トークエコノミーの複雑さですね。一番、難しいなと感じたのは、一定以上の投稿やコメントをしようとすると、Steem Dollarの購入が必要なことです。理想主義に走りすぎてますね。確かに、Wikipediaのように読者に寄付を求めるのはありですが、完全にボランティア経済で回っている訳ではなく、トークンという投資リターンのある世界で動いているソーシャルメディアですから、せめて月間アクティブユーザーが300万ぐらいまで成長するまでは、ユーザーの負担は極力減らし、単純に面白い記事を投稿したり、コメントをするとSteemitのトークンが稼げるようにするだけで十分なのに、仕掛けを複雑にしすぎていることですね。ユーザーの学習コストを上げすぎています。 もう一つ、似たようなポイントでいうとアカウント管理に5つのキーが用意されていることです。投稿キー、オーナーキー、アクティブキー、Steemキー、そしてMemoryキー。これを初心者にいきなり使わせるのを求めるのはハードルが高すぎますね。この辺りのプロダクト開発のセンスにかなり疑問を持ちました。 CTOが抜けてしまったことで、技術力が一気に低下。初期から自前ブロックチェーンでのインフラには無理がある。 最後が、CTOの離脱です。 From Wikipedia – Daniel Larimerは、ソフトウェアプログラマおよび暗号通貨起業家です。 Larimerは、暗号通貨プラットフォームBitSharesを作成し、ブロックチェーンSteemを共同設立し、現在はEOSの開発に携わる企業であるBlock.oneのCTOです。 彼は2017年5月に離脱しており、その後、BaaSのEOSをCTOとして立ち上げています。なぜ、問題視しているかというと、SteemitはイサーリウムなどのBaaS上で動いているのではなく、自前のブロックチェーンで動いているからです。これはビジネス面と技術面の両者で、Steemitのプロジェクト難易度を上げています。その点は、僕のトークンエコノミー デザインに関するこの図を見れば見えてきます。 僕が投資しているDappsベンチャーは、BATやDENTもそうですが、まだイーサリウムの上で動いています。それでいいのです。なぜなら、彼らが今フォーカスすべきトークンエコノミー は、上の図のReward Economy、Security Economy, そしてNetwork Effectのところでいいのです。ここを仕上げるのもかなり難しいことです。色々とチューニングが必要ですからね。バイナンスは、この3つがほぼ完璧に回っており、だからこそ、彼らはネクストステップとして、自前のブロックチェーンを作りイサーリウムを卒業し、今はCOSMOS Networkに繋げています。このステップ感がとても大切です。いきなりソフトウェアガバナンスの日中央集権化まで実行しているSteemitの経営手法にはちと無理があります。 PoS型のOrb 1 BaaSや、パーミション型のOrb DLTを開発した僕の経験からいうと、自前のブロックチェーンで、ネットワークのセキュリティを担保するのはかなり技術ハードルが高い上、そこにB2Cの高度なネットワーク効果の設計と実行まで包含的に実行しているSteemitのプロジェクトは、かなり難易度の高いプロジェクトになっています。そこに更にCTOが抜けてしまうと、技術力の水準を高めていくリーダーがいなくなってしまうので、Steemitのインフラ維持能力は一気に低下したというのが僕の評価です。特に、その後、DanielレベルのCTOが立っていないからですね。 以上になります。 DENTとBATへの投資理由は、リンク先です。参考にしてください。 みなさんの参考になれば幸いです! 追記:2020年2月14日に、Steemitは、TRONのブロックチェーンにマイグレーションすることが決まりました。目的は、TRONのDapps強化になります。Steemitは、もともとはトークンエコノミー 版Redditとして運用されていましたが、このプロダクトが不発に終わっていた点も踏まえて、BaaSにピボットして、ゲームカテゴリなどのDappsがいくつか運用されていました。なかなか面白いゲームなどもあったので、その点を踏まえて、TRONが手に入れたことになります。僕は、あまり、TRONにとっては、Steemitは重要な存在ではないと考えており、Dliveの方が圧倒的に重要だと考えています。