僕のTezosのトークンXTZについての投資評価まとめ

僕のTezosのトークン、XTZは投資していないのですが、その評価についてまとめましたので参考にしてください。

Tezosとは?

スイスに拠点を構えて、PoSベースのコンセンサスアルゴリズムをもつソフトウェアです。2018年6月に初期のリリースが完了しています。230億円を超える大規模なICOをやったことでも知られています。プロダクトのポジショニングでいうと、どちらかというとCosmosやPolkadot同様のBlockchain Interoperabilityの側によったソフトウェアと言えます。僕のポートフォリオ戦略の図でいうと、No.4に該当します。


このポートフォリオ戦略について詳しく知りたい方はこちらです。

僕の仮想通貨(暗号資産・トークン)投資のポートフォリオ戦略の基本的な考え方についてまとめ #1

ただ、ウェブサイトやホワイトペーパーの一部には、イーサリウム同様のBaaSに近いこともやろうとしている内容が書かれているので、BaaSとしてのソフトウェア評価もしています。

大型ICOをやることがソフトウェアの価値を保証することにはならない

まず、投資する側の視点として抑えるべきはこの点です。Tezosは、プラットフォーム系のソフトウェアとしてはかなり大規模なICOを実行しました。しかし、同じポジショニングのCosmosは、20億円弱のICOで、非常に素晴らしいソフトウェアをリリースしており、ICOの先駆けとなったイーサリウムも20億円弱のICOでした。僕が開発したCosmosに近いOrb DLTも5.5億円(正確にいうと、SeriesAの資金調達途中でSBIに売却したため、実質は4億円)で初期バージョンをリリース仕切っています。プラットフォーム系のソフトウェアにかかる開発コストはそこまで必要ありません。僕はこの手の大型ICOをやってくるプロジェクトには基本的に懐疑的です。チームのハングリーさが失われるからです。20億のICOだとリリースして、初期の実績を出す分ぐらいの資金しかありません。だからこそ必死になるわけですが、同じ規模のソフトウェアを作るのに、200億円近い資金を手にしてしまうと、ハングリーさが失われ、チームの結束力も失われると見ています。つまり、そのような経営判断をする創業者に懐疑的なのです。シリコンバレーでも、初期に莫大な資金を調達して、結果的にプロダクトすら出せずに潰れて行ったベンチャーはたくさんあります。

マネジメント層が不安定

そして、実際の問題として、Tezosの経営陣は不安定です。もともとリーダーとして率いていた、Johann Geversは、ICOで調達した資金の使徒を巡って他の経営陣と対立し、2018年2月に辞任しています。この辺りの不安要素があるため、優れたソフトウェアを少ない資金でリリースし、着実に実績を積み上げ、チームも開発コミュニティも拡大しているCOSMOSに比べると、Tezosの魅力は劣ります。

BaaSはすでにレッドオーシャン化している。供給過多。

まず、TezosはBaaSのようなポジショニンを匂わせる行動も取っているので、その点について見解を述べます。結論としては、BaaSは完全に供給過多の状態で、大半のプロジェクトの時価総額も、その本質的価値と比べると過大評価されているというのが僕の考えです。なので、後発組のTezosが今からこの市場に参入して実績を出すのは非常に厳しいと言わざるを得ません。BaaSの過大評価について、既存のクラウド市場との比較でこちらにまとめていますので、参考にしてください。

大半のBaaSの時価総額は過大評価され過ぎていると考えている #1

Cosmosの方にシフトすれば生き残れる可能性はあるとは思うが、Polkadotも出てきている。正直、3番手は不要の市場

そして、Cosmosの市場は、すでにCosmosが1st Mover Advantage、先行者益を確立してきています。何より、PoSベースのTendermintのアルゴリズムは非常に優秀です。僕は、COSMOSのATOMに投資しているのですが、その点はこちらにまとめていますので、参考にしてください。

僕がなぜCOSMOS(コスモス)のATOM(アトム)トークンに投資するのか? #1

また、元イーサリウムCTOのGavinが手がける競合のPolkadotのリリースも少し予定遅れているものの、リリース目処は立っているので、Cosmosに取ってのよきライバルとして市場の盛り上げに貢献すると見ています。CosmosとPolkadotの比較はこちらに詳しくまとめています。

COSMOSとPolkadotの比較 #1

そうなってくると、この市場にTezosの出番があるのか?ということになります。僕のポートフォリオ戦略におけるレイヤー4は、多くて2社いれば十分だと考えています。なぜなら、このレイヤーのプレイヤーが増えると、またそこをつなぐ新たな中間ソフトが必要になるので、ユーザーの利便性向上に繋がらないからです。2者で、よきライバル関係になり、お互いよい刺激を与え合うことでソフトウェアが改良されていくのが十分で、それ以上のプレイヤーの存在価値というのはそれほどないというのが僕の考えです。となると、この市場の最有力候補は、僕の視点では、COSMOSとPolkadotになります。

以上の点を踏まえて、今、Tezosの時価総額はCOSMOSの500億円より上の800億円強なんですね。結局、大規模ICOをしてしまったので、そのような高い時価総額がつくわけですが、すでにBinanceやKava、Lino-networkなど顧客獲得の実績も上がっているCOSMOSと比べると、明らかに割高です。

以上になります。みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

関連記事