僕のV systemsのトークン、VSYSの投資評価について

僕のV systemsのトークン、VSYSは投資していないのですが、その評価についてまとめましたので参考にしてください。

V Systemsとは?

香港に本拠を構えるBaaSベンチャー。BaaSという表現をさけているようですが、ソフトウェアの内容は完全にBaaSです。PoSの発明者であるSunny Kingがチーフアーキテクトとして参加しており、2018年から立ち上がっているプロジェクトであるため、BaaSとしては後発組です。BaaSとしての特徴は、PoSベースでかつ、SuperNodeを採用していること。彼らは、これをSPoSと呼んでいます。ここを非常に主張していますが、SuperNodeの実装は、彼らが初めてではないです。僕が率いていたOrb1が世界初です。当時Orbのチーフ・アーキテクトをやってもらっていた斉藤賢爾氏のアイデアですね。Supernodeの一つの使い道は、ブロックチェーンの更新に定期的にチェックポイントを与えることで、ファイナリティをもたらすことがオリジナルのアイデアです。そして、このSupernodeを複数立てることで分散化させることができます。ただし、Supernodeが特定されているために彼らが取り分けて攻撃を受けやすくなるという弱点も生まれ、からに、Supernodeの中に裏切りものが出て場合、コンセンサスが覆されるリスクがあります。ですから、その次にOrbでリリースしたOrb DLTは、その問題を克服するために、Polkadotで採用されているAurandと同じランダムリーダーセレクション(コンセンサスを取るタイミングで、ランダムにリーダーが選出されるルール)を採用することで、このリスクを下げたわけです。

つまり、僕のポートフォリオ戦略上は、3のカテゴリに該当します。最大の競合はイーサリウムになります。

大半のBaaSは過大評価されていることをまず理解する

まず、ここですね。別のブログにもまとめていますが、今のBaaSは、本質的価値からみると、時価総額が割高です。既存のAWSなど中央集権型クラウドのビジネスモデルや収益性と比較すると、ブロックチェーンとしての革新的な可能性を踏まえても割高と評価しています。詳しくはこちらを参考にしてください。

大半のBaaSの時価総額は過大評価され過ぎていると考えている。なぜか? #1

後発組になる以上、ユースケースをかなり絞って立ち上げていないと厳しい

ブロックチェーン業界のインターネット業界にはない特徴の一つとして、1st Mover Advantageがあります。先発組が有利、一番はじめに仕掛けたプレイヤーが有利という法則です。インターネット業界では、この法則は、むしろ「後発組有利」に働くケースが多かったのです。例えば、Googleは、検索エンジン市場では後発組でしたし、フェイスブックもソーシャルネットワーク市場では後発でした。先発組が、かなり苦労して市場があることを証明した後に、改良されたプロダクトで一気に市場を取っていくこれが後発組有利の法則です。後発組の方が、資金調達も事業開発も楽だからですね。

しかし、ブロックチェーン業界ではこれが機能していません。むしろ、先発組が圧倒的に有利です。世界初の暗号通貨としてのビットコイン、世界初のBaaSとしてのイーサリウム。そして、世界初のブロックチェーンインターオペラリティに特化したCOSMOS、世界初の仮想通貨対仮想通貨に特化した取引所になったバイナンスなど。いずれも市場開拓者がリーディングプレイヤーになっています。僕はこのパラダイムシフトは、起業家にとって素晴らしいことだと考えています。一番苦労している先発組が報われているからですね。

この点を踏まえると、Vsystemsはかなり不利です。BaaSとしてのはかなり後発組当たるからですね。なので、イーサリウムのようにあらゆるカテゴリでBaaSビジネスをやるのでは、何の差別化にもなりませんから、ポテンシャルの高いユースケースにフォーカスして、Dapps開拓を進めていくことが非常に重要になります。

どうやらDeFiにフォーカスしているようですが、ここはイーサリウムのDaapsにもMakerDAOという強力なプレイヤーがいるので、かなりキツイ戦いになるでしょう。BaaSとして、将来性があり未開拓の別の市場を見つけるべきだと思います。

以上が、僕のVSystemsに対する評価になります。みなさんの参考になれば幸いです!

注記:投資判断は最終的に自己責任になります。

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