僕のVeChainのトークンVETに関する投資評価まとめ

僕のVeChainのトークン、VETは投資していないのですが、その評価についてまとめましたので参考にしてください。

VeChainとは?

上海に拠点を構えるエンタープライズユースケースに特化したBaaSで、財団はシンガポールです。主なフォーカス領域は、サプライチェーンとIoTです。ブロックチェーンのコンセンサスモデルは、PoWやPoSではなく、PoA=Proof of Authorityという、VeChain Foundationが選定した101のバリデーターのみが参加できる仕組みであり、その上でコンセンサスはPoSベースになっているので、その101のバリデーターがコンセンサスに必要なVETステイクを保有するということです。その点から見ると、パーミッション型ブロックチェーンですが、COSMIOSなどに比べるとバリデーターの選択プロセスが、Libraと同じで、財団側が決めることになっているので、民主的ではありません。

トークンエコノミー

BaaSですが、イーサリウムと同様に、VETからGASに相当するVTHOを購入し、BaaSを動かす手数料として使います。今のところ、供給制限モデルで動いているようですが、特に革新的な点は見当たりません。

戦略

サプライチェーンとIoTにフォーカスしているので、顧客開拓もその流れになります。BMWが、VeChainの利用を発表しています。しかし、現時点での250億円の時価総額を活かして、VCファンドを立ち上げ、ICOの支援などもやっています。PlairというDiscordなどのゲーム系SNSにトーナメント管理などもできるプロダクトのベンチャーがVeChainの第1号ICOです。つまり、彼らのフォーカスしている市場と直接リンクしていません。つまり、市場参入戦略にブレを感じます。やはり、ブロックチェーンのB2B向けのユースケース開発は、B2Cに比べて圧倒的に時間がかかるので、イーサリウムなどに対抗するため、 ICOプロジェクトなどを支援して、自分たちのBaaS上のトランザクションを増やして行こうという考えなのだと思います。

チーム

Sunny Lu – CEO – Linkedin

直前は、高級ブランドのルイス・ヴィトン・チャイナのCIOでありCTOをやっていた人物です。メーカーのテック部隊のヘッドですから、やはりサプライチェーンにはかなり詳しいと思います。IoTを使ったタグ管理による物流管理などですね。

JIANLIANG GU – CTO – Linkedin

直前は、TCLアルカテルで、IoT領域のR&Dチームのテクニカルディレクターをやっていた人物であり、上海大学のサイバネティックスの修士号を取っているので、IoT市場にフォーカスしている点では能力的なマッチはしっかりしていると言えます。

Kevin Feng, CISSP,CCSP – COO – Linkedin

直前は、PWCで主にリスクマネジメントやサイバーセキュリティ対策のコンサルティングマネージャをやっていた人物です。CEOとCTOがそれぞれビジネスサイドとテックサイドのナレッジをしっかりとカバーしており、残りは、ブロックチェーンならではサイバーセキュリティの要件をエンタープライズ向けに最適化していく要望が顧客側から必ず上がってくるので、そこのナレッジを彼がカバーしていることになります。

やろうとしていることを踏まえると、最適なコアチーム組成ができていると言えます。ただ唯一気がかりなのは、ブロックチェーンは、テクノロジーとしてはP2Pや分散システムのカテゴリが一番親和性が高いので、CTOの下にその領域の専門エンジニアがいた方が良いシステムが作れると思います。LInkedinを見る限りが、その専門性を持った人材がVeChainにはまだいないようです。彼らのコンセンサスアルゴリズムのアーキテクチャも、正直、あまり分散的とは言えないので、やはりこの辺りがまだ人材強化が進んでいないと見ています。

事業の進捗

2019年8月、ワインの流通システムにVeChainを使ったトレーサビリティを実現するプロジェクトが第2フェースに入ったようです。目的は、タグを利用した食品偽造対策ですね。売り上げ改善効果も得られているようです。ニュースはこちらです。

競合の動向

IOTAがメイン競合と言えるでしょう。クライアントとしても、IOTAが、フォルクスワーゲンを抑えているので、完璧、ターゲット市場も被っている状態ですね。IOTAがドイツを拠点に進めているIndutorial 4.0というサプライチェーンとIoTにフォーカスしたBaaSの方が、地理的には有利ですね。ドイツは、自動車メーカーが多く、かつ、陸上国家。そして、何よりユーロという統一経済圏を持っているので、ユーロ圏の物流やIoT網を国家をまたいでブロックチェーン上に乗せて運用していくハードルがより低いからです。IOTAについては下記にまとめています。

僕のIOTAのトークンMIOTAについての投資評価まとめ

一方、上海に拠点を構えるVeChain側は、やはり地理的な立地を活かして、中国メーカーのクライアントを中心に顧客開拓することが上策だと思います。その意味でもメーカーの多い日本もターゲットになると思いますが、現時点では米中の貿易戦争の真っ最中で、日本はアメリカ側についているので、少し手を出すのは難しいかもしれません。

また、広義の競合としては、IBMやOracleがリソースを投入しているHyperLedgerや、Ethereumのエンタープライズコンソーシアムも対象に入ると思います。

現時点での投資評価

僕は、インターネット産業のアナロジーで、IoTやサプライチェーン向け、総じて言えばB2B向けのブロックチェーンの採用は、B2C市場がかなり大きく立ち上がってきてからだと見ています。例えば、今は当たり前になってきているクラウドやSaaSも、インターネット市場でB2Cがかなり大きく立ち上がった後の2005年頃から本格的に立ち上がりました。その時点では、GoogleもAmazonも育っていた状態ですね。セールスフォースがその良い例です。ですから、他のBaaSが抱えている課題と同じで、自らB2CのDappsポートフォリを持って育てないと生き残るのは難しいと見ています。

最後に、VETトークンは、Binanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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