賢いSUV比較 No.9-ポルシェ・カイエン

SUVの購入検討で、SUVのポルシェ・カイエンについて、試乗体験も含めてまとめました。是非、購入検討時の参考にしてください。検討したものは、2017年12月にフルモデルチェンジされたものです。

ポルシェ-カイエン

ポルシェ・カイエンとは

ドイツの自動車メーカー・ポルシェ社初のSUVであり、ポルシェとしては、得意のスポーツカーのモデルを新たにリデザインしたものとして、2002年に世に送り出した。

ポルシェ社は、天才エンジニア、フェルディナンド・ポルシェ博士が、1930年代に創業したスポーツカーやレーシングカーを専門とする自動車メーカーであったが、1990年代の経営難をキッカケに、近年のユーザーのクルマ嗜好の変化に対応するため、北米で人気のSUV市場への参入検討を開始。同じくレンジローバーに代表される高級SUV分野へ本格参入したかったフォルクスワーゲンの思惑が合致し、両社で開発費用を分担し共同開発された戦略モデル。

フォルクスワーゲン・トゥアレグとは共通のFFベースのプラットフォームを持ちベースとなるシャシー(車台)こそ同じではあるが、クラスの違いからエンジン、足回り、車体の強化(高剛性化)、外装、内装等、車を構成する多くの部分で異なる。十分なオフロード走破性を確保しながら、ポルシェらしいスポーティなハンドリング、走行性能、外観を持つのが特徴。カイエンの成功によって、ポルシェは、長年の経営不振から脱却する。

その後、カイエンの小型モデルであるミドルクラスSUVのマカンも成功を納め、現在のポルシェの収益の大半は、この二つのモデルが占める。-Wikipediaよりの抜粋と要約

カイエンのイメージビデオ

エクステリア

ポルシェらしいスポーティさをしっかりを維持しながら、SUV特有の膨らみが、違和感なくデザインに取り込まれており、正面をみていても全く飽きのこない秀逸なデザインに仕上がっています。

また、やはり、中央のポルシェのエンブレムは、とても印象的で、このエンブレム自体がとてもユニークでカラフルなものでもあるので、白や黒などのシンプルなボディカラーと相性が良いと思います。

そして、マカン同様、左右のライトの内側は、飾りです。デザイン性を追求した結果の発想で、日本人は、全てのデザインに機能性を求めるため、無駄を削ぎたがるので、なかなかこのような発想はしないと思いますが、ドイツ人は、ヨーロッパ人の中では、もっとも几帳面な人が多いですが、ヨーロッパ人の持つ遊び感覚も理解できるので、このような着想を得るのだと思います。

ポルシェ-カイエン フロント

サイドを見るとわかりますが、全体としても、長さがあるので、マカンと比べても安定感を感じますし、スポーティ感のあるデザインは、長さがあるクルマの方がマッチするので、カイエンは、よりポルシェらしいデザインに仕上がってといえます。

ポルシェ-カイエン サイド

ポルシェのロゴは自動車メーカーらしい機械的な印象ですが、カイエンのネームは、ファッション性を意識したもので、この二つがなんとも印象的です。このようなデザイン感覚は、なかなか日本の自動車メーカーには見られないデザインものです。カイエンになると、やはり、ボディデザインに厚みも出るので、背面も安定感を感じます。

ポルシェ・カイエン バック

ただ、1点だけ注意点があり、それは「車高と車幅」です。ポルシェ・カイエンの車高は1,705mm、車幅は1,939mmあります。日本のマンションなどに多い立体駐車場は、車高1550mm+車幅1800mm制限が一般的で、納まらない駐車場もあるようです。事前に、駐車場のサイズを確認してから、本格的な購入検討に入ることをオススメします。

インテリア

さすが、世界を代表するスポーツメーカーの運転席だけあって、運転する人をワクワクさせる感じのデザインです。

ポルシェカイエン 運転席

2017年12月にフルモデルチェンジしたばかりなので、内装には色々と最新技術が取り入れられています。まず、基本的な機能から話をすると、他のSUVでもあたり前になっている、ハンドルの操作部分に、Bluetoothと接続したスマートフォンにかかってきた電話を、マイクで会話する機能などは当然ついていますし、ギアチェンジ周辺には、ボタンによるパーキングブレーキなど、電気系統でクルマを制御する機能が集約されています。

場所を覚えてしまえば、この辺りは見なくても操作できると思いますが、この面は、レクサスのNXのように、トラックパッド式で、ほとんどの機能をディスプレイに集約しているモデルの方が、スマホをみんな当たり前のように使う時代になってきている今の時代では、ドライバーの目線が正面から奪われにくいので機能性は高いですね。

そして、ディスプレイが、2011年モデルに比べて、より大きくなり、ギア周りのボタンも全てタッチパネル式になりました。このタッチパネル式は賛否両論あるようです。Lexusも大半の機能をディスプレイに集約させていく動きがあるので、その辺りを意識しているのだと思います。

また、身長の大きな人が乗った場合に、座席手前を少し伸ばせるようになっており、もちろん運転席と助手席は両者とも電動式で、前後・上下調整が可能でメモリ機能付き、シートヒーター機能もついています。

ポルシェ・カイエン 後部座席

後部座席も通常のSUVサイズなので、ゆったりしており、リクライニング機能もついているので、後部座席に人を乗せて長時間ドライブも可能です。中央は、肘掛機能がついており、ペットボトルがおけるようにもなっています。

ポルシェ・カイエン ラゲッジスペース

バックドアは、ボタン式で自動で開閉できます。後部座席を倒せば、荷物スペースは拡張可能になっていて、奥行き162cm、幅113cm、高さ48cm程度ですが、また、下部は、蓋をとれば、荷物スペースとして使えますので、高さは、67cm程度までになります。荷物スペースは、かなり広いですね。

走行性能

この点は、さすがのポルシェが手がけるSUVなので、色々と優れた点があります。まず、100kmに加速するまでにかかる時間は、カイエンのベースモデルで、わずか7.7秒と圧倒的であり、最高時速が230kmです。ただ、これは日本での生活ではあまり重要ではないですね。。。ドイツのアウトバーンやヨーロッパ大陸だからこそ重宝されるように思います。

また、店舗の営業の方から教えていただいたのですが、ブレーキ機能が非常に優れており、タイヤに直接ブレーキをかける仕様になっており、またその機能が極めて精巧かつ頑丈に作られているため、5-10年使ったレベルでも性能が衰えないとのこと。

安全運転用の機能も、オプションで選択可能であり、側面から侵入してくるクルマの対策となるレーンチェンジアシスト機能、高速などで一定のスピードを自動で維持しつつ、車間距離も一定に保って走り続ける機能もついています。

乗り心地

マカンよりも、やはり横幅が広いため、よりゆったり感があります。また、少しアクセルを踏んだだけで加速するので、この辺りは評判通りなのだと思います。また、カイエンはハイブリッドモデルがあるので、マカンと比べると走り出しや加速は静かです。

また、マカンは、比較的女性ユーザーも意識したサイズと内装設計になっていますが、カイエンは、いわゆる本格的なSUVになるので、サイズも大きいですから、奥さんや彼女も運転することを想定して購入する方は、必ず試乗することをオススメします。

燃費

カイエンS E-ハイブリッドのモデルで、14.6km/Lになります。燃料タンク容量が85Lなので、理論値では、1190kmの連続走行が可能になります。燃料タンクが、同等クラスのレクサスRXなどと比べて大きいので、連続走行距離はほぼ同格ですが、燃費は劣ります。

理由は、レクサスRXは、2WD(FF)のハイブリットモデルがあるのに対して、カイエンは、ポルシェがスポーツカーブランドというところが大きいのですが、4WDモデルしか出していないので、どうしても燃費は負けてしまいます。

価格

カイエンS E-ハイブリッドのモデルで検討しました。安全運転機能やパークアシスト、バックカメラなどの必要最低限のオプションを入れて、1100万前後になります。結構、高い買い物ですね。3年の残価ローンを組んだ場合の下取り保証は、人気の色(白や黒など)で40%になります。

2017年12月にフルモデルチェンジあった点を踏まえると、お金に余裕があって最新技術のものでカイエンに乗りたいという方は、新車で良いと思いますが、以前のモデルの価格がそれを受けて下がるので、価格重視の方は、一つ前の2011年モデルを中古で検討するのが良いかなと思います。というのは、一つ前のモデルもデザインは全く衰えてない感があるので、負けていないというのが僕の評価です。

総評

デザイン性のみで評価するなら、ポルシェ・カイエンは、王道のSUVとして圧倒的な存在感です。僕も、将来は絶対に乗ってみたい1台です。デザイン性はある程度でよくて、価格、機能性や燃費も含めた総合点で選択したい人にとっては、レクサスのSUVの方が希望に叶うと思います。

その点から、機能面や燃費などはそれほど意識せず、ポルシェが作り上げてきたスポーツカーとしてのデザインセンスを重視したいという人であれば、カイエンは、素晴らしい選択になると思います。

最後に

SUVを新車か中古で買うかは、自分の財布との相談でもあると思いますが、僕は、それと同時に、「年式」をよく見ています。大半の新車を買った方は、残価ローンなどを上手く使って、3年後に売る方が多いため、たとえば、現時点で、買いたい車種が2015年に販売開始となった場合、2018年には、その中古が市場に出回ってくるということです。しかし、モデルは、まだ最新というわけです。この考えを上手く使えば、中古ながら最新モデルを安く手に入れるという買い方ができ、とてもお得です。

中古車の購入に関しては、自分の希望条件に合ったSUVに出会える確率=単純に在庫数が多い中古車サイトになるので、そこでしっかり調べて買うのがオススメです。下記の2つは、日本でも最大の在庫数を誇るサイトなので、2社で探して見積もり比較などしながら、最終的に決めるのが良いと思います。

みなさんの希望に叶ったSUVが手に入ることを心から祈っています!

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