僕のRavencoinのトークンRVNの投資評価についてのまとめ

 

問題定義

ビットコインのProof of Workが引き起こすマイニングハードウェアの高度化、ASICチップの問題を解決するために立ち上がった仮想通貨プロジェクトの一つです。仮想通貨業界では早くからビットコイン決済を始めたディスカウントE-CommerceサイトのOverstock.comのCEOであるPatrick Byrneが中心になって立ち上がっているプロジェクトであり、資金面でも、Overstock.com傘下のMedici Venturesがメインスポンサーとして支援しています。

ASIC問題とは、ビットコインのマイニングアルゴリズムであるProof of Workは、コンピューター資源を大量に持っているプレイヤーほど、マイニング競争に有利であり、かつ、マイニング専用のコンピュータチップを開発した方がより競争が有利になります。このチップのことをASICチップと呼びます。この開発競争が実質マイニング競争の勝利要因の大半を締めると言ってよいです。例えば、下記は、世界最大のビットコインマイニング企業であるBitmain社が開発したASICチップを乗せたANTMINERというマイニングマシンです。専用のコンピュータということです。つまり、この様に専業化が進むほど、他のプレイヤーが参入しにくい市場になるため、寡占化の原因にもなります。これでは、ビットコイン本来の非中央集権化のミッションが達成することができないということで、Proof of Workの改良版の一つを作っているのがRaven Coinです。

世界最大のマイニング業者であるBitmain社が開発しているマイニング専用コンピュータであるANTMINERシリーズ

 

Proof of Workをより詳しく理解したい方は、こちらのイーサリウムが開発を進めているProof of StakeベースのCasperとの比較記事を参考にするとよいと思います。

ノートパソコンでマイニングできる世界を目指すイサーリウムCasperについての分かりやすい話

テクノロジー

ビットコインのソフトウェアをフォーク(コピー)して作られた仮想通貨であるため、コンセンサスアルゴリズムはPoWベースです。最大の特徴は、先にお話したASICチップの開発競争を制限するために、開発したX16Rという独自のアルゴリズムです。一言でいうと、ビットコインのアルゴリズムであるSHA256のハッシュ計算を行うアルゴリズムだけでなく、その他のいくつかあるSHA256と同じ様なハッシュ計算のアルゴズムをランダムに入れ替えることで、ASICチップを開発するインセンティブを下げていくアプローチです。SHA256という同じアルゴリズムを使っていると、ASICチップの改良ポイントが明確になってしまうため、チップ開発が激化してしまう。それを防ぐために、SHA256以外のアルゴリズムも複数組み入れ、それをランダムに使えば、ASICチップの開発難易度が大きく上がるため、問題を解決できると考えているということです。

トークンエコノミー

210億 RVNが発行上限で、ルールはビットコインと全く同じです。ですから、トークンエコノミー としてもビットコインと全く同じになります。

戦略

RavenCoinのWikiを踏まえると、デジタルゴールドではなく、決済通貨として進もうとしている様に思います。下記は、RavenCoinを扱っているプレイヤーです。

URL:https://raven.wiki/wiki/Ravencoin_Wiki

例えば、一番上にあるCrypto.comは、仮想通貨版のPayPalと言えるプレイヤーですから、決済系ですね。Crypto.comについてはこちらにまとめています。

僕のCrypto.com(旧モナコ)のトークンCROとMCOについての投資評価まとめ

ただ、決済通貨に関しては、このブログでもなんども触れていますが、ステーブルコイン以外は、しばらく無理です。ボラティリティが高すぎて使い物になりません。あくまで、投資対象なのです。

そして、その点を踏まえた、フェイスブックがリードするLibraもそうですし、いわゆるステーブルコインであるUSDT、そして、MakerDAOのDAIの様に、保有している仮想通貨や稼いだトークンを担保にしてステーブルコインを借りることができるプロダクトも出てきていますから、今後、ますます決済市場は、ステーブルコインが中心となって立ち上がっていくでしょう。それぞれ下記のブログにまとめています。

【シリーズ】リブラとは? – Libraの周到なステーブルコイン戦略について

僕がなぜMakerDAOのトークン、MKRに投資するか?

なので、正直、今のRaveCoinが、決済通貨として大きくなることはかなり難易度が高いと言えます。そして、デジタルゴールドとしてアセットバリューにフォーカスするなら、最大の競合はビットコインになります。これは、強力な存在です。マイニングアルゴリズムだけがビットコインの人気を支えている訳ではなく、様々な要因が1st Moverであるビットコインを支えていますから、これを今から覆すのはほぼ不可能と言えます。

チーム

純粋なオープンソースプロジェクトを志向しているようで、フルタイム人材はいない様ですが、下記のメンバーが開発の中心メンバーになるようです。

Kirk Ballou – CTO / Chief Blockchain Architect at Block Nerds – Linkedin

Flash系のテクノロジーを長く扱っているプログラマですね。独立プログラマーとしての期間が長いです。分散トランザクションや暗号学の専門ではないです。

BEN (Roshii) Moataz – Independent Senior Blockchain Engineer – LInkedin

iOSやAndroidアプリの開発者です。同じく独立プログラマーとしての期間が長いです。

Aaron Day – Blockchain entrepreneur and investor – Linkedin

ARV VenturesというVCがもっとも長いです。

事業の進捗

先の戦略のところで伝えたように、RVNを決済通貨として受け付けてくれるパートナー企業の開拓が定期的に進んでいる様です。おそらくは、その大半はOverstock.comの事業リソースを活用して進んでいるのでしょう。

競合の動向

先に伝えたように、決済通貨の方向でプロジェクトを進めるなら、Libra、USDTとして、MakerDAOのDAIなど、全てのステーブルコインが競合になりますし、アセット価値を追求していく場合は、この業界で、最大の存在であるビットコインが競合になります。

長期の課題

おそらく、DASHのように地域通貨としての方向性を目指すのが生き残りのポイントになると思います。DASHについてはこちらにまとめています。

僕のDash(ダッシュ)、DASHの投資評価についてまとめ

現時点での投資評価

戦略に関わる、バリューポジショニングが、決済通貨路線でも、デジタルゴールド路線でも、かなり弱いので、大きく成長する見込みは薄いと判断しており、投資はしません。

最後に、RVNトークンは、僕がメインで使っている世界最大の仮想通貨取引所のBinanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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