僕のLiskのトークンLSKの投資評価についてのまとめ

 

Liskとは?

LiskはCryptiに従事していたMax KordekとOliver Beddowsによって2016年初めに稼働を開始したBaaSの一つです。本部をスイスに置き、ドイツ・ベルリンを開発拠点にしています。

イーサリウムとの比較でいうと、Liskのソフトウェアは、BaaSより一つ下のレイヤーであるBlockchain Interoperabilityのレイヤーに相当するCOSMOSに近いです。つまり、イサーリウムの場合は、その上で開発されるDappsは、サーバーリソースを全てイーサリウムの裏方にいるマイナーに依存する形になる訳ですが、Liskの場合は、そうではなく、Dappsを作る開発者は、LiskのMainnetとは別に、Mainnetにひもづくサイドチェーンという別のブロックチェーンを自ら持って、その上でDappsを動かすことになります。以下は、COSMOSネットワークの概念図です。LiskのMainnet = COSMOS HUBであり、Dappsがもつサイドチェーン = Zoneになると理解すると良いです。


僕は、COSMOSのトークンATOMに投資していますが、詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

僕がなぜCOSMOS(コスモス)のATOM(アトム)トークンに投資するのか?

コンセンサスアルゴリズムについても、COSMOSに近く、PoWではなく、PoSベースのDPoS(Delegated Proof of Stake)モデルです。投票で選ばれた101の個人ないしは会社が、バリデーターとしてトランザクション処理を行います。この101のバリデーターを選ぶプロセス=デリゲーションということです。Libraのようにフェイスブックがピックアップした会社ではなく、民主的に投票で選ぶわけです。

また、Dappsの開発手法については、イーサリウムの様に専用のSolidityという言語を覚える必要はなく、JavaScriptを使って開発できます。トークンはインフレモデルですが、徐々にインフレ率を低下させていくモデルが採用されています。

そして、イーサリウムの最大の特徴であるVMは、Liskは持っていなかったのですが、現在開発中です。

トークンエコノミー

いわゆるBaaSのトークンエコノミーになります。

戦略

他のBaaSに比べて、Liskを利用するDapps開発者があまり伸びなかった背景は、テクノロジーの説明で触れたサイドチェーン型BaaSというプロダクト戦略に問題があった様に思います。なぜ、イーサリウムがこれだけのモメンタムを作り上げることができたかと言えば、自前のブロックチェーンでB2Cアプリを作ることが高い技術力を要求するからですね。特に、裏方のバリーデーターネットワークの構築も含めてP2P型で実現するのはプロジェクトとしてはかなり手間がかかります。イーサリウムは、その負荷を取っ払ってくれた訳です。EVMから裏の世界は、全てイーサリウムに任せればよく、アプリ開発者は、従来のAWSやGCPを使うのとほとんど変わらない感覚で、Dapps開発集中できる。そこにBaaSのソフトウェアとしての本質的価値がある訳です。

しかし、Liskの場合は、COSMOSに近いですから、イーサリウムほど面倒は見てくれない。となると、やはり、一般的なBaaSの方に開発者が流れてしまう訳ですね。今の様に、DPoSを使ったコンセンサスネットワークを作るノウハウが、COSMOSなども含めて成功事例が出てくると、Binanceがイーサリウムを卒業して、Binance Chainを自らもちDEX開発を進めている様に、活発化してくる訳ですが、まだそこにはもう少し時間がかかると思います。Orbの経験でいうと、それぐらい、自力でバリデーターネットワークも構築しながら、B2Cアプリもやるというのは、相当優れた起業家でないと手が出ないプロジェクトです。

チーム

Max Kordek – Co-founder, President – Linkedin

彼は、同時にLightCurveというDappsのスタートアップスタジオも立ち上げディレクターもやっています。イサーリウムにとってのConsensysと同じです。

Oliver Beddows – Co-Founder, Vice President – Linkedin

彼も、LightCurveのディレクターを兼務していますね。

Maciej Baj – Head Of Development – Linkedin

ポーランドにあるヴロツワフ科学技術大学のコンピューターサイエンスの修士号を取得したのちは、ノキアでソフトウェアエンジニアをしていた人物です。ノキアですから通信系に強いと見ており、P2Pネットワークにも精通しているフルスタックタイプのエンジニアだと思います。

Usman Khan – Backend Developer – Linkedin

パキスタン国立工科大学のコンピューターサイエンス選考で、その後は、米シカゴのヘルスケアテックのベンチャーのサーバーサイドエンジニアをリモートでやっていた様です。バックエンドの人材ですね。

Thomas Schouten – Head of Marketing – Linkedin

ドイツの大手オンライン広告代理店で、オンラインマーケティングコンサルタントをやっていた人物です。

Lindsay Buescher – Performance Marketing Lead – Linkedin

ドイツのテックスタートアップのオンラインマーケティングチームのマネジメント経験が豊富な人材です。

共同創業者以外のメンバーも、基本、Lightcurveのポジションを兼務しています。

事業の進捗

特に最近目立ったニュースでは出ていません。

競合の動向

イーサリウムをはじめとする主要なBaaSは、全て競合になります。

長期の課題

別のブログにもまとめていますが、今後のBaaSは、自前のB2Cアプリをもち、ユーザーベースを作り上げないと、今の時価総額かそれ以上の時価総額を狙っていくのは厳しいと考えています。Liskは、やはりBaaSとしてのプロダクトポジショニングを誤ってしまった背景もありますから、今の150億円の時価総額を使う手としては、メンバーデザインが、Dappsスタジオの仕事も兼務している様なので、それであり、Liskの上に、独自のB2C Dappsを作ることにフォーカスすることが生き残る手立てになる様に思います。

僕のBaaS市場全体に関する見解はこちらにまとめています。

大半のBaaSの時価総額は過大評価され過ぎていると考えている。なぜか?

現時点での投資評価

現時点での評価としては、BaaSとしてのポジショニングを捨てて、自力でDappsを作り上げる方にシフトするまでは様子見というところです。

最後に、LSKトークンは、僕がメインで使っている世界最大の仮想通貨取引所のBinanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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