僕のNanoのトークンNANOの投資評価についてのまとめ

問題定義

ビットコインのPoWにおけるマイニング報酬が原因になって起きているマイニングハードウェアの開発競争、電気代問題、これらを解決するための新しいタイプのビットコインを作ろうとしているブロックチェーンスタートアップです。

テクノロジー

最大の特徴は、ビットコインと同じPoWを採用しつつも、ビットコインの場合におけるマイナー報酬がないことです。トークンは全て発行済の供給制限型です。ですから、Nanoコインのマイニングに参加する人のインセンティブはすごくシンプルで、Nanoの価値が上がると信じているから、ボランティアでマイニングするというものです。そうすることで、マイニングのハッシュレートの上昇を抑制しようという発想です。

しかし、ALGOもそうですが、ノンインセンティブモデルは、正直、全く可能性を感じません。ALGOもいずれインセンティブモデルに切り替えてくると見ていますが、ブロックチェーンが起こしたイノベーションは、インセンティブモデルによって、システムのハッキングリスクや改ざん耐性の問題を突破したことです。ALGOについては、こちらにまとめています。

僕のAlgorandのトークンALGOの投資評価についてのまとめ

もう一つの特徴は、ユーザーのアカウント別にブロックチェーンが発行されていることです。要するにサイドチェーンの概念と同じと考えてよいです。そうすることで、アカウント別にブロックチェーンを持っても、セキュリティの問題が出ないようにしているということです。これ自体は特に技術的にエッジが効いている話ではないです。

同時に、プロダクトの方向性としては決済通貨を模索しているようです。

トークンエコノミー

供給制限型であり、トークンは全て発行済です。ですから、基本的には、デジタルゴールドであるビットコインと同じです。

戦略

一つのニッチな地域通貨として生き残る戦略がもっとも最適だとは思いますが、ニュースなどを見ている限り、実際がどうなっているかはなんとも言えないというのが現状です。

チーム

Colin LeMahieu – Founder, CEO – Linkedin

テキサス、オースティンベースで、直前はクアルコムの通信系の開発ツールを作っていたエンジニアです。その前は、AMDで半導体を作ったりテストするためのツールを開発していたので、通信ネットワークやハードウェアについて見識をしっかりと思っていると思います。ただ、実際の通信ネットワークやハードウェアを作ったことがあるエンジニアではないです。

George Coxon – COO – Linkedin

直前は、ロンドンにあるソーシャルマーケティングコンサルティングの会社で営業をやっていた人物です。Airbnbなどが顧客だったようなので、インターネット事業に関するリテラシーはしっかりとあると思います。

Russel Waters – Build and Test Development Lead – Linkedin

直前は、ボストンにあるNASDAQに上場済みの会社で、Corboniteというクラウドベースのバックアップソリューションを提供しているSaaS系ベンチャーのテクニカルサポートをやっていたエンジニアです。

Marko Sabec – Linkedin

スロベニアベースのフルスタック系のエンジニアですね。スロベニアの大学でCS選考でもあったので、セキュリティには強いと思います。

チーム評価としては、ポテンシャルも含めて強力な技術力ないしは事業開発力を持った人材が乏しいというところです。

事業の進捗

2019年8月28日に、Crypto.comがNanoを決済通貨として追加することを発表しました。原文(英語)はこちらです。

また、Crypto.comについてはこちらにまとめています。

僕のCrypto.com(旧モナコ)のトークンCROとMCOについての投資評価まとめ

競合の動向

当然ですが、最大の競合はビットコインです。僕のポートフォリオ戦略を踏まえると、デジタルゴールドでビットコインに勝てる仮想通貨はありません。これは単にソフトウェア技術が優れている云々の問題ではなく、ビットコインが、このブロックチェーン市場の1st Mover Advantageを持っているからです。

僕のポートフォリオ戦略についてはこちらにまとめています。

僕の仮想通貨(暗号資産・トークン)投資のポートフォリオ戦略の基本的な考え方についてまとめ

長期の課題

競合がビットコインですから、正直、デジタルゴールドのポジショニングは狙えないので、地域通貨として生き残っていく方法を模索することになると思います。つまり、DASHなどと同じですね。DASHについてはこちらにまとめています。

僕のDash(ダッシュ)、DASHの投資評価についてまとめ

現時点での投資評価

僕は、デジタルゴールドの投資は、ビットコイン以外は生き残るのは難しいと見ているため、やりません。投資対象外です。また、ノンインセンティブのマイニングモデルに、テクノロジーとしての可能性は感じないです。

最後に、NANOトークンは、僕がメインで使っている世界最大の仮想通貨取引所のBinanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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