僕がなぜ、SLIVER.tvを提供するTheta LabsのトークンTHETAに投資するのか? #3

 

チーム

Mitch Liu – Co-Founder & CEO – Linkedin

MITでコンピューターサイエンスの学位をとり、その後、スタンフォード大学のB-SchoolでMBAをとった、手堅いキャリアの起業家です。MBAの後に、まず、シリコンバレーでTapJoyを共同創業しています。TapJoyは、ゲームアプリを多くパブリッシャーとして抱えるアドネットワークで、ユーザーは、ゲーム内で表示される広告をみるとゲームコインがもらえ、そのゲームコインを使ってゲームアプリ内で遊ぶことができます。ですから、トークンエコノミー の概念に少し使いことをやっている仕組みなのですね。TapJoyは、まだ未上場企業ですが、ユニコーンIPOは狙えるアドテクベンチャーの1社です。

そして、TapJoyを約四年後に出てのち、今度は、同じくシリコンバレーで、ゲームスタジオのベンチャーであるGameView Studioに共同創業者として参加し、まもなくして、GameView SudioはDeNAに買収され、その五年後に、今回のSlivertvとTheta Labsを創業しています。

なので、ストーミング事業以外は、今回の事業ドメインに関係している領域を経験しているので、シリアルアントレプレナーとして、今回のSliverTVの事業には、かなり手堅いキャリアの持ち主と言えます。

Jieyi Long – Co-Founder & CTO – Linkedin

彼は、中国の北京大学で電子工学を専攻し、その後、アメリカのノースウェスタン大学でコンピューターサイエンスのPh.Dを取得した後、シリコンバレーのベンチャー業界に来た人物で、直前は、MadSkill Game Studioというこれもまたゲームスタジオベンチャーを起業していた上がりのシリアルアントレプレナーです。

Ryan Nichols – CPO – Linkedin

彼は、元は、Tencentのシリコンバレー支社で、WeChatの北米進出に当たってのUIローカライズを手がけるUIディレクターをやっていた人物で、直前は、Nom Labsというライブストリーミングベンチャーを起業していたので、コアメンバーの中で、もっともライブストリーミングのプロダクトをよく理解している人物と言えます。

Wei Ribao – Principle Engineer – Linkedin

彼は、北京にある北京郵電大学で、通信技術を専攻した人物で、直前は、シリコンバレーのNutanixというエンタープライズ向けのクラウド企業でIoTソリューションなどを提供する企業で、ソフトウェアエンジニアをやっていたので、いわゆるブロックチェーンに近い領域の経験を積んでいます。

Roy (Qigong) Zheng – System architect – Linkedin

彼は、メリーランド大学で機械学習などを専攻した後、シリコンバレーでシスコシステムズと、世界最大のCDNであるAkamaiで計10年近くネットワークエンジニアとしてのキャリアを積んで来ているので、彼もまたブロックチェーンや、今回のライブストリーミングに関わるBitTorrentの技術についてよく理解しているエンジニアです。

Jing Xu – Senior Software Engineer – Linkedin

彼は、北京大学でコンピューターサイエンスを専攻し、その後、ニューヨーク大学をへて、直前は、IGTというNYSEに上場済みの大手ゲーム会社で、ゲームロジックを開発していた人物です。その点から、SliverTVのゲーミフィケーションを含むトークンエコノミー のモデル設計については彼がリードしていると見ています。

ということで、チームメンバーは、やろうとしている事業に内容に対して必要なスキルセットの人物をしっかりと抑えていると言えます。と同時に、アドバイザリー陣も戦略的に構築できているので素晴らしいですね。

アドバイザリーボード

Steve Chen – Co-Founder of Youtube

Youtubeの元CTOです。ですから、動画事業のことは大変よく理解している起業家です。

Justin Kan – Founder of Twitch

Twitchの創業者です。ですから、ゲームライブストリーミングの事業は知り尽くしている起業家です。

Dennis Fong – Founder Plays.tv, first esports celebrity

彼は、eSports業界の黎明期に活躍した人物の一人で、彼の人脈を通じて、Sliver.tvに著名ゲームストリーマーを呼び込んでいると見ています。

Clifford Morgan – CEO GFUEL

彼は、インフルエンサーマーケティングのプロですね。Sliver.TVがサプライサイドの領域を徹底的に抑えることにフォーカスしているのが、よくわかります。

Rajeev Surati, PhD – MIT PhD, video compression and streaming expert

彼は、中長期で重要になってくる人物ですね。BitTorrentのような仕組みをSliver.TVに持ち込む場合、動画ファイルの圧縮技術が重要になってくるからです。より質の高い圧縮技術を開発するほど、ユーザーは、自分の提供する通信やストレージリソースからたくさんのトークンが稼げるし、快適に視聴できるようになります。

事業の進捗

-Brave Browserと、ユーザー共有のキャンペーンを開始し、その時点の月間アクティブユーザーは、300万でした。詳しくは、「こちらの記事」にまとめています。

-2019年10月11日:トークンエコノミー 版Youtube+Twitchを目指すLino Networkが手がけるDliveと協業を開始しました。Dliveは、SLIVER.tvの競合ですが、THETA NetworkのP2P型CDNをDliveが利用する形です。

これは、THETA Network自体のプラットフォーム戦略とは合致していると点で、よいと思いますし、もう1点は、THETAはエンジニアリングでは、P2P型CDNの方に優れた人材が集まっており、かつSliver.TVも並行して育てる経営負荷を考えると現実的な判断だと思います。Dliveは、1億人以上の購読者をもつ個人のYouTuberでは世界最大のピューディーパイと専属契約を結んでより、アクティブユーザーベースが急速に成長しており、このニュースの時点で、月間アクティブユーザーは500万に達しています。B2C Dappsの中では最大です。この関係が良好に発展して行くことに期待しています。

競合の動向

まずはTwitchをベンチマークし、超えられるか?がポイントになるでしょう。BitTorrentのような技術とトークンインセンティブメカニズムを確実に機能させることができれば、可能性は十分あるとみています。Twitchがアマゾンに買収された際の時価総額は、約1,000億円で、そのときのアクティブユーザーは月間約6,000万人ですから、まずはそこがターゲットになるでしょう。

その上で、同じ業界の競合では、BitTorrentを買収しB-liveをやっているTRONがいます。B-Liveは、まだプロダクトがリリースされていないので不明ですが、どうやらTikTokに近いプロダクトを2019年以内にリリース予定のようです。

5Gが2020年に本格化するので、B2C系Dappsは、動画市場がホットになっていますね。特に、5Gと共に、BitTorerntのテクノロジーは、モバイルの世界でも採用可能になってくると見ているので、今後の展開がとても楽しみです。

長期の課題

全ては、2020年から本格化する5Gのタイミングに合わせて、一気にユーザーベースを拡張するための仕込みをしっかりやり切れるかだと思います。鍵は、サプライドサイドのゲームストリーマーですね。TwitchやYoutubeからファンベースごと連れてきてもらえるようにサポートして行けば、一気に急成長モードに入ると見ています。5Gが、どれぐらいのインパクトを持つかについては、「こちらの記事」に詳しくまとめています。

現時点での投資評価

現時点では、この手堅いチームフォーメーションで、月間アクティブユーザー300万まで来ており、かつ時価総額が100億円ぐらいなので、シリコンバレーの相場観でも、遜色ない時価総額だと思います。割高でもないですし、割安でもありません。それらの点を踏まえて、投資しています。5G時代に入って、スマホのライブストリーミングが日常化することで、そこに合わせて一気にユーザーベースが吹き上がることができれば、急成長モードに入ると見ています。

ただ、アロケーションは、現時点では、そこまで高くしていないです。理由の一つは、バックエンド領域の技術的難易度が結構高いからですね。B2C Dappsは、本来、まずはフロントエンドのプロダクト開発と事業開発にフォーカスし、ユーザー寄りのトークンエコノミー にフォーカスすることが最重要と考えており、そのために、BaaSを有効活用することが、プロダクト戦略として正しいアプローチだと考えています。その点を踏まえると、Thetaが取り組んでいることは、P2P型CDNの領域自体が、競合に対する強みとなるため、どうしても、バックエンドレイヤーにかなりの経営資源をさく必要があり、そうなると、経営負荷の高いスタートアップになります。なので、この壁を超えることができれば、すごいテックスタートアップに成長できると思いますが、その目処が見えてくるまではアロケーションは下げています。

この辺りの点は、僕が以前から伝えている下記のトークンエコノミー のデザインに関するマトリックスの図を参考にしてもらえれば理解できると思います。

Sliver.tvはこちらから会員登録できます。まずは、どんなものか触ってみるのが一番よいと思います。Twitchと比較するのが良いです。

最後に、THETAトークンは、僕がメインで使っている世界最大の仮想通貨取引所のBinanceで購入することができます。Binanceのアカウント解説方法と使い方の基本ポイントはこちらにまとめています。参考にしてください。

【初心者向け】Binance(バイナンス)の会員登録の方法まとめ

以上、みなさんの参考になれば幸いです!

注記:最終的な投資判断は自己責任になります。

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